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シェル:天然ガスの将来性は高いが、国際価格形成には時間かかる

  • しばらくの間は引き続き地域ごとに価格設定される可能性高い
  • 規制緩和や透明性の向上、買い手と売り手の信頼感強まる必要ある

天然ガスは急速に世界で最も取引される商品の一つになりつつあるが、それは国際価格が形成されることを意味しないとの見方を、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルが示した。

  シェルの世界ガス担当シニアバイスプレジデント、ロジャー・バウンズ氏は天然ガスについて、液化天然ガス(LNG)タンカーでどこにでも輸送可能だが、しばらくの間は引き続き地域ごとに価格設定される可能性が高いと指摘。一部の国々が二酸化炭素の排出量を減らすため発電燃料を石炭から切り替える中、天然ガス価格は場所や規制、インフラに応じて決まると予想される。

  バウンズ氏はノルウェーのスタバンゲルでのインタビューで「不可能とは言わないが、どのような状況となればそうした価格設定が可能になるだろうか。しばらく時間がかかる」と述べた。

  天然ガスの国際価格が形成されるためには、パイプライン輸送に関する規制が緩和される必要があるほか、取引データの透明性が高まって広く公表され、買い手と売り手の契約に対する信頼感が強まる必要があると指摘。欧州では一部の取引拠点での価格形成でそうした方向に向かっていると同氏は語った。
  
原題:Shell Says While Gas Is the Future, It Won’t Be Traded Like Oil(抜粋)

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