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ユーロ圏:8月の景況感指数、予想以上に悪化-英EU離脱選択が響く

ユーロ圏では8月に景況感指数が予想以上に悪化した。英国が6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことに伴う影響が企業や家計に浸透しつつある可能性を示した。

  EUの欧州委員会が30日発表した8月のユーロ圏景況感指数は103.5となった。7月の104.5と、6月の104.4(改定値)を下回った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では中央値で104.1が見込まれていた。

  来週の定例政策委員会を前に、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は政策の微調整がほぼ経済指標次第だとの姿勢を取っている。今回の統計は景気の持続とインフレ押し上げには追加刺激策が妥当な可能性を示すものだ。英EU離脱選択を背景に、国際通貨基金(IMF)は既に来年のユーロ圏成長率見通しを下方修正した。ECBは来週、最新の予想を明らかにする。

  31日公表されるユーロ圏の8月インフレ率速報値は0.3%と、7月の0.2%からの加速が見込まれている。だが、これは2%弱に設定するECBの目安を大きく下回る水準。EU統計局(ユーロスタット)が同日発表する7月の域内失業率は10%への低下が予想されている。

  欧州委によれば、鉱工業の景況感指数はマイナス4.4と、7月のマイナス2.6(改定値)から悪化し、1年半ぶりの低水準に沈んだ。サービス業と小売業、消費者の信頼感も落ち込んだ一方、建設業は8年ぶり高水準に達した。

原題:Euro-Area Economic Confidence Declines as Brexit Shock Sinks In(抜粋)

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