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ディフェンシブ銘柄優勢、終わりの始まりか-景気敏感株に軸足も

  • トヨタや韓国のサムスン電子、スイスのABBの株価が好調
  • ここ数週間で投資家は成長鈍化見通しを後退させている

7年ぶり低成長の世界経済でも、株式トレーダーはもはや取り乱すことはない。

  世界の株式市場参加者は景気循環に最も敏感な鉱山、テクノロジー、工業会社を含む銘柄に関心を寄せる一方で、公益株や生活必需品関連銘柄からは距離を置きつつある。FTSE全世界循環指数は6月末から9.3%上昇し、FTSE全世界ディフェンシブ指数との比較で2012年以来最良の2カ月間を終えようとしている。トヨタ自動車や韓国のサムスン電子、スイスのABBなどが好調なためだ。

  予想より良好な経済統計や企業決算に加え、英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けて各国・地域の中央銀行が景気支援を請け合っていることから、投資家はここ数週間で成長鈍化見通しを後退させている。弱気派は循環的な景気回復の持続性に疑問を呈しているが、強気派は3年に及ぶディフェンシブ銘柄優勢の終わりの始まりとして状況の好転を捉えている。

  ピクテ・アセット・マネジメントのロンドン在勤シニア投資マネジャーとして4億5000万ポンド(約600億円)の運用を担当するアンドルー・コール氏は、「世界はより明るく心地よい場所になりそうだ」と指摘。3月以降に鉱山会社やテクノロジー企業、英国の住宅建設会社の株式を買い入れた同氏は「利益改善が急速に進んでおり、景気も良くなっているようだ。ポジションは極めてディフェンシブだったが、もう少し景気循環に敏感な銘柄を重視したいという願いが見受けられる」と述べた。

原題:Traders Turning Bullish on Growth Buy Stocks From ABB to Samsung(抜粋)

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