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G20前に対日強硬姿勢強めた中国-国内政治で力の誇示必要との指摘

  • 8月に尖閣諸島に集結した中国船舶が急増
  • 日本側は幾度となく抗議-中国は韓国のTHAAD配備計画も批判

南シナ海での領有権をめぐり中国と近隣諸国の間の緊張が高まっているこの時期に、中国政府が東シナ海に関しても日本との対立姿勢を強めるのは奇妙に見える。

  それでも中国は尖閣諸島周辺に漁船や公船を送り込み、日本は中国船による接続海域侵入や領海侵犯に対し幾度となく抗議を行った。杭州で9月4、5両日開催される20カ国・地域(G20)首脳会議では習近平国家主席が議長を務め、そこには安倍晋三首相も参加する。

  韓国の朴槿恵大統領と米国が韓国国内に地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備することを決めたことを受け、中国は韓国も強く批判。G20首脳会議の雰囲気が悪くなる可能性もあり、日中あるいは中韓の首脳会談の実現や成果についても暗雲が漂う。

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  英ウォリック大学のクリス・ヒューズ教授(国際政治・日本研究)は「中国が尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる緊張を高めているのは確かだ」と指摘。「中国にとって国内政治の面で領土問題で力を誇示する必要があるのは明らかだ。特に仲裁裁判所が南シナ海に関する中国の主張を退けてから、こうした事情が南シナ海のみならず東シナ海での日本との対立にも等しく適用されている」と述べた。

  オランダのハーグにある仲裁裁判所は南シナ海での領有権をめぐり、中国が主張する歴史的権利は認められないとの判断を7月に下している。

China Coast Guard Comparison

原題:Island Standoff Again Clouds China-Japan Ties in Run-Up to G-20(抜粋)

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