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バークレイズ元トレーダー、米業界から永久追放に-為替操作でFRB

  • アシュトン氏にFRBは120万ドルの制裁金支払いを求める
  • チャットルームを使い為替指標レートを操作した責任が問われた

英銀バークレイズの元トレーダーで、外国為替レート操作疑惑の舞台となったチャットルーム「ザ・カルテル」のメンバーだったクリストファー・アシュトン氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)から120万ドル(約1億2200万円)の制裁金支払いと、米銀行業界からの永久追放を命じられた。

  FRBの29日の発表によれば、ロンドンでバークレイズの為替スポットビジネス・グローバル責任者を務めていたアシュトン氏は、チャットルームを使って為替市場の指標レートを操作し、非公開の顧客情報を他社のトレーダーに開示した責任を問われた。為替市場操作をめぐり米銀行業界から永久追放が決まったのは、7月に処分が公表されたスイス最大の銀行UBSグループの元トレーダー、マシュー・ガーディナー氏に続き2人目となる。

Former Barclays Plc Trader Chris Ashton At Employment Tribunal

アシュトン氏

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  FRBによれば、バークレズやJPモルガン・チェース、UBSを含む銀行のシニアトレーダーが参加し、情報の共有や「午後4時のフィクス」を含む為替指標レート操作の方法をめぐる談合の場として利用されたチャットルーム「ザ・カルテル」にアシュトン氏とガーディナー氏は関係していた。

  FRBは為替操作で6行に制裁金を科すと昨年発表し、行員を対象とする調査への各行の協力を求めたが、その当時「危険かつ不健全な行為に関与した個人の金融機関による雇用と再雇用を禁止する」としていた。

  アシュトン氏にはFRBの決定に正式に異議を申し立てる権利が認められている。同氏の代理人のセイラ・ジョージ氏とバークレイズの広報担当者は、いずれもコメントを控えている。

原題:Fed Bans and Fines Former Barclays Trader in FX Manipulation (2)(抜粋)

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