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ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-ルセフ大統領、今週罷免との見方

  • 銀行のイタウとブラデスコの上げが指数の上昇に最も寄与
  • 大統領の弾劾手続きは最終段階、ルセフ氏は上院で意見陳述

29日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。年初来の上昇率は世界で最大となった。弾劾手続きが最終段階を迎えたルセフ大統領が今週罷免され、財政立て直しと成長回復を公約している新政権に正当性が付与されるとの見方が高まった。

  銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングとブラデスコ銀行の上げが同指数の上昇に最も寄与した。ブラジル石油公社(ペトロブラス)とブラジル銀行、ブラジル中央電力(エレトロブラス)も政権交代見通しから値上がりした。

  ブラジル株はドルベースで今年に入って64%上昇。ルセフ大統領が失職した場合にリーダーとなるテメル大統領代行は、ブラジル経済への信頼感を回復することができるとの楽観論が背景にある。国家会計の不正に関わったとされるルセフ大統領は29日、弾劾裁判が行われている上院で意見陳述し、自身の弾劾についてブラジルの民主主義を危険にさらす政治的な「死刑宣告」だと訴えた。

  ボベスパ指数は前週末比1.5%高の58610.39で取引を終了。指数を構成する59銘柄のうち51銘柄が上昇した。イタウは1.8%、ブラデスコも1.8%、ブラジル銀行は4%それぞれ値上がり。エレトロブラスは3.2%高、ペトロブラスは2.5%高となった。同社のペドロ・パレンチ最高経営責任者(CEO)は今年の資産売却計画目標を維持する考えを示した。

  証券会社レローザ・インベスチメントスのアナリスト、ビトール・スザキ氏は「国内および海外の投資家はテメル大統領代行が必要な改革を進める上で一段と強い権力を手にすると認識し、より強い安心感を抱いているはずだ」と語った。

原題:Brazil’s Stocks Extend World-Beating Gain as Rousseff on Trial(抜粋)
Rousseff Says Her Impeachment Amounts to Death Penalty (2)(抜粋)

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