コンテンツにスキップする

米国株:4日ぶり反発、過去最高値付近-経済データに反応

29日の米株式相場は上昇、過去最高値付近で終了した。トレーダーらが政策金利の先行きを見極めようとする中、個人消費支出(PCE)の堅調な伸びで経済の力強さが示されたと受け止められた。S&P500種株価指数は4営業日ぶり反発となった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2180.38。ダウ工業株30種平均は0.6%上昇し18502.99ドル。  

  ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「所得が改善し、消費も力強さが続くという明るいデータが出ており、それは米経済の底堅さを示している」と指摘。「大きな問題となるのは、インフレ率が現在の水準を突破して上昇していくのか、それとも現在の水準が続くのかということだ。そうした状況から9月2日発表の雇用統計がより重視される。現時点では見通しはまだ極めて不透明だ」と続けた。

Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Fluctuate While Drugmakers Rally Offsets Slide In Oil

NY証取

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ただこの日はPCEが増加し、4カ月連続のプラスとなったものの、消費関連株は比較的低調だった。S&P500種の業種別10指数では一般消費財・サービスの指数は最も小さな伸びにとどまった。一般消費株は過去7年間の米国株上昇のエンジンとなってきたが、今年はこのままいけば金融危機以降で最も悪いパフォーマンスとなる。

Rally in Consumer Stocks Fizzles This Year

  ウェルズ・ファーゴ・ファンズのジェーコブセン氏は電話取材で、「所得の伸びや消費は、一般消費財の分野全体に等しく広がってはいない」とし、「消費者が所得の伸びをより広範な支出に回しているという真の意味での明確な兆候が見られるまで、一般消費財のセクターについて全体的に低迷していると捉えられているのはそのためだ。多くの人がポートフォリオの面で守りに入っている。年初からディフェンシブのセクターがかなり好調な状況がそれを表している」と述べた。

  先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は36%に低下。これを受け、S&P500種の金利に敏感な銘柄が上昇。銀行や保険が特に上げた。

  この日の個別銘柄の動きではCFインダストリーズ・ホールディングスが4.2%高と、S&P500種で値上がり率トップ。ニューモント・マイニングやアルコアなど素材株も上昇した。ダウ平均では、トラベラーズやアメリカン・エキスプレスの上げが目立った。

原題:U.S. Stocks Close Near Record High on Economic Data; Oil Slumps(抜粋)
原題:Consumer Stocks That Fueled U.S. Bull Market Remain Mired in Rut(抜粋)

(コメントなどを追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE