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来月のECB政策委控え沈黙守るドラギ総裁-統計に注目集まる

  • ユーロ圏のインフレ率や失業率の統計が今週発表される
  • 総裁は今年の米ジャクソンホールでのイベントに参加しなかった

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は数字に語らせている。

  5週間にわたり沈黙を守っているドラギ総裁は、9月8日のECB政策委員会を前にした政策期待の微調整を一連の経済統計に委ねている。今後数日間に発表されるインフレ率や景況感、失業率といった統計が、英国民投票での欧州連合(EU)離脱選択の影響がユーロ圏に及ぶ可能性の中で、景気回復を持続させ物価上昇を取り戻すために追加の刺激策が必要かどうかのシグナルを発するかもしれない。

  19カ国から成るユーロ圏経済の勢いが失われつつある兆候はこれまでのところほとんどなく、JPモルガン・チェースとダンスケ銀行のエコノミストは追加緩和見通しを後退させている。

  ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の欧州金利戦略責任者ピーター・シャフリク氏は「市場やECB、あるいはその両方を変えるような決定的な統計は出ないと考えている。インフレ率は若干上昇するだろうが、『何もしなくていい』と思わせるほどのハイペースの上昇にはならないだろう」と述べた。

  ドラギ総裁は米ワイオミング州ジャクソンホールで週末にかけて開催されたシンポジウムにも参加しなかった。2年前に同総裁が最終的に量的緩和策導入につながる大きな政策変更を示唆したイベントだ。今年のシンポジウムではイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げの論拠は強まりつつあるとの認識を示した。

Deep Dive

原題:Draghi Silence Puts Numbers in Spotlight Before ECB Meeting (1) (抜粋)

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