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朝のロック解除で携帯電話料金割り引き-50万人が利用する新サービス

  • オーストラリアの新興企業アンロックトは既に2000万ドル集めた
  • 新聞に目を通して始まる毎日は過去のもの、今はまず携帯ロック解除

広告を見ることに同意してくれれば、携帯電話の利用料金が安くなります-。オーストラリアの新興企業がこんな提案をしている。

  携帯電話ロック解除時の広告表示をオーケーすれば、携帯電話会社と契約する利用料金を割り引くプランを今年これまでに消費者50万人に届けたのはアンロックトだ。このプランには通信事業者2社が参加。米国ではスプリント傘下のブースト・モバイルがアンドロイドの携帯電話利用者を対象に月30ー60ドルのプリペイド契約で5ドル返金。英国ではテスコ・モバイルが協力している。

  アンロックトはこのサービスを10月までにあと5カ国、年末までにさらに8カ国で提供する予定で、投資家からこれまでに2000万ドル(約20億円)以上を集めた。年内最大4000万ドルの追加調達を目指していると、マット・ベリマン最高経営責任者(CEO)が述べた。

  調査会社イーマーケッターによると、モバイル広告の市場規模は2019年までに倍以上の655億ドルに膨らむ見込み。この市場にはフェイスブックやアマゾン・ドット・コム、パンドラ・メディアなど多数の企業が注目しており、アンロックトもその一つだ。スターバックスやマクドナルド、バイアコム傘下のMTVなど世界各国の広告主300社以上と作業を進めているという。

  アンロックトと契約する消費者は、携帯電話の画面に指をすべらせロックを解除する度に広告とコンテンツ、プロモーション情報を得ることになる。ベリマンCEOによると、ブーストの携帯サービス利用者は料金が下がる見返りに1日当たり25-30本の広告を目にすることになるという。

  「以前はそれぞれの家の玄関に新聞が届けられたものだった。朝起きて、まず玄関に行くのが皆の日課だったからだ。だが、今は玄関には行かず、寝返りを打って携帯電話を見るのが朝最初の行動だ」と同CEOは話した。

  アンロックトはこの事業プラットフォームについて通信事業者にライセンス供与し、広告収入を分け合う。ベリマンCEOは各社との契約の詳細については語らなかった。

原題:Half a Million Mobile-Phone Users Cut Bills With Their Eyeballs(抜粋)

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