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NY外為(26日):ドル上昇、FRB正副議長発言で利上げ観測

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26日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが2週ぶり高値に上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が、米国の経済情勢とインフレ見通しを踏まえ、利上げ余地が拡大しつつあるとの認識を示したことが背景。

  ドルは主要10通貨全てに対して値上がり。先物市場に織り込まれる12月までの利上げ確率は63%と、イエレン議長のワイオミング州ジャクソンホールでの講演前の57%から上昇。フィッシャーFRB副議長は経済専門局CNBCとのインタビューで、9月の利上げは可能との認識を示した。市場では当初、当局が政策引き締めで緩やかなアプローチを取るとのイエレン議長の発言が注目され、ドルが一時下げる場面があった。

Roller-Coaster for U.S. dollar

  バンク・オブ・ノバスコシアの為替ストラテジスト、エリック・セオレット氏(トロント在勤)は「フィッシャー副議長は短い期間に焦点を合わせた一方、イエレン議長はサイクル全体をより大局的に捉えた」と指摘。「両者の違いはそこだ。イエレン議長はより広範な話、フィッシャー副議長は極めて狭く短期の話だった。ドルが幅広く上昇したのはそのためだ」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.8%上昇。一時は0.6%下落する場面もあった。ドルは対ユーロでは0.8%高の1ユーロ=1.1198ドル。対円では1.3%上げて1ドル=101円84銭。

  トロント・ドミニオン銀行のシニア為替ストラテジスト、メイゼン・アイサ氏は、投資家らは「ハト派寄りの当局者が引き締めの論拠が強まったと指摘した時は、市場はそれに注意を払うべきだ」とし、「注目すべきことは、フィッシャー副議長がCNBCでイエレン議長のコメントを補強した点のみだ」と続けた。  

  先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は42%。ブルームバーグのアナリスト調査の中央値では、ドルは年末までに対ユーロで1ユーロ=1.09ドル、対円で1ドル=105円に上昇すると見込まれている。

原題:Dollar Rises as Yellen, Fischer Spur Bets for Fed Rate-Increase(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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