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ダラス連銀総裁:日銀のマイナス金利、効果は「まだ判然とせず」

  • 金融政策単独で日本の問題解決できない-ブルームバーグTVで発言
  • マイナス金利受けた円高、為替の取り扱いの難しさ浮き彫りに

米ダラス連銀のカプラン総裁は25日、日本銀行が導入したマイナス金利政策がしっかり効果を発揮しているかどうかは「まだ判然としない」とした上で、金融政策だけでは日本が直面している問題を解決できないとの考えを示した。

  カプラン総裁は日銀の政策に関し、年次の経済政策シンポジウムが開かれるワイオミング州ジャクソンホールで、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、「マイナス金利は時間稼ぎになり、彼らがやろうとしていることを多少やりやすくするのに役立つかもしれない」としながらも、「構造改革に代替するものではない」とコメント。「日本の当局者はこうした構造改革が容易ではないことを痛感している」と付け加えた。

  同総裁は、日銀によるマイナス金利導入の決定後、大方の予想に反して円相場が上昇したことについて、為替相場の取り扱いが「極めて困難な事柄」であることを浮き彫りにしたと指摘した。総裁は「彼らが得たであろう教訓はマイナス金利には副作用があるという点だろう。意図した目的を達成できない可能性もあり、金融政策に限定されないより広範にわたる政策手段が彼らには必要だ」と話した。

  また、中国の動向を受けて、総裁自身として米利上げについて慎重になってはいないとしながらも、「世界の他の地域に不安定化の影響」を及ぼしかねないような、将来の利上げの道筋やドル相場へのインパクトを自覚するようになったと語った。

  カプラン総裁は、中国で混乱が広がれば、世界の金融情勢が非常に急速に引き締まる恐れがあり、それは米国にも影響を与えることをわれわれは学んだとした上で、「それは適切な時期に臨んで利上げしないということではなく、辛抱強く徐々に進めるべきであることを意味する」と説明した。

  総裁によれば、中国の当局者は米金融当局者とのやり取りで、中国からの「さらなる資本流出につながるようなドルの急伸、自国通貨の急落」に懸念を表明した。

原題:Fed’s Kaplan Says ‘Jury Is Out’ on Japan’s Negative Rates(抜粋)

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