コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(8月26日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は続落、イエレン議長発言待ちでリスク回避-内外需広く安い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演をきょうの米国時間に控え、為替相場の先行き不透明感などから投資家のリスク回避姿勢が強まった。自動車や精密機器など輸出関連、保険など金融、不動産、小売株など内外需ともに幅広く売られた。

  TOPIXの終値は前日比16.37ポイント(1.3%)安の1287.90、日経平均株価は195円24銭(1.2%)安の1万6360円71銭。いずれも5日以来の安値。

  第一生命保険の岩渕康哉株式部長は「イエレン氏からタカ派的な発言はないという市場の見方は強い。為替が1ドル=100円ぎりぎりでとどまっている中、ハト派的な発言で100円を割れる可能性もあり、円高への警戒感は強い」と指摘。また、国内企業の多くは「減益幅は今後縮小するとみて通期の業績見通しをあまり変更していないが、100円が続けば減益となってしまう」と述べ、為替要因はネガティブとみている。

  • 東証1部33業種では、保険、輸送用機器、空運、医薬品、不動産、鉱業、小売など31業種が下落
  • トヨタが部品メーカーに支給する自動車用鋼材の下期価格は横ばいとの報道で鉄鋼、化学の2業種が上昇
  • 東証1部の売買高は15億4608万株。売買代金は2兆391億円と、5営業日ぶりの2兆円超え。上昇銘柄数は350、下落は1519
  • 売買代金上位では、任天堂、ファナック、ホンダ、アステラス製薬、テルモ、ニトリホールディングス、村田製作所が安い。半面、自社株買いの花王のほか、信越化学工業、JFEホールディングス、新日鉄住金は高い

  

●債券下落、オペ結果やイエレン議長講演控えて売り-検証めぐる観測も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えた売りに加えて、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペで長期ゾーンの需給の緩みが示されたことが重しとなった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比7銭安の151円48銭で取引を開始した。午後に入ると、日銀買いオペの結果を受けて水準を切り下げ、一時151円40銭まで下落。結局は8銭安の151円47銭で終えた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1.5ベーシスポイント(bp)上回るマイナス0.075%で開始し、その後も同水準で推移した。新発5年物128回債利回りは1bp高いマイナス0.17%で始まった後、一時マイナス0.165%を付け、マイナス0.17%に戻している。新発20年物157回債利回りは1.5bp高い0.27%、新発30年物51回債利回りは2bp高い0.345%に上昇している。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「海外金利の影響や、残存期間5―10年オペの応札倍率が上昇した影響もあるかもしれないが、イベント前の週末でもあり、少し持ち高を調整している部分があるのではないか」と説明。「基本的にはレンジ相場で、今週は入札日以外は取引が少なく、参加者が少ないということだろう」と話した。

  日銀が実施した今月9回目の長期国債買い入れオペ結果によると、残存期間1年以下、5年超10年以下、物価連動債の応札倍率がいずれも前回から上昇した。

●ドル・円は100円台半ば、イエレン議長講演控えて慎重-日中値幅20銭

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=100円半ば付近で小幅な値動き。注目のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて積極的な取引が手控えられ、日中の値幅は20銭にとどまった。

  午後3時39分現在のドル・円は前日終値比12銭安の100円41銭。日本株の下落に伴い一時100円39銭まで円買いが進む場面があったものの、徐々に値を100円台半ばに戻してもみ合った。朝方発表された日本の7月の消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI)は事前予想を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

  SMBC信託銀行金融商品開発部のシニアマネジャー、シモン・ピアンフェティ氏は、1年前のジャクソンホールの時よりも株価や原油相場、物価指数、失業率など「米国のマクロは良く見える」とした上で、「イエレン議長はどちらかというとタカ派的だろうが、次回利上げのタイミングについてあまりリスクは取らないはずだ」と予想。ドル・円については「個人的には100円より下では買い始めたい」と述べた。

  カンザスシティー連銀のジョージ総裁は25日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米経済は完全雇用に近づいておりインフレは当局の目標に向かって上昇しているとし、利上げは正当化されるとあらためて表明した。ダラス連銀のカプラン総裁は、経済専門局CNBCテレビとのインタビューで、追加利上げへの「論拠は強まりつつある」と発言。ブルームバーグとのインタビューでは、FRBは金利を「辛抱強く、緩やかに、慎重に」引き上げるべきだとの見解を繰り返した。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場動向に基づくブルームバーグの算出によると、年内の利上げの予想確率は25日時点で57%と前日の54%から上昇した。9月の確率も32%と28%から上昇している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE