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香港株に天井感、上昇要因にもろさ-米利上げや中国減速の懸念再浮上

  • バリュエーションは5年ぶり高水準
  • 楽観的ムードに包まれた市場は調整局面迎える-交銀国際

今年の香港株上昇を勢いづけた要因にほころびが見え始めている。

  世界で最低レベルだったバリュエーション(株価評価)はここにきて5年ぶりの高水準に上昇。英国の欧州連合(EU)離脱決定で広がった金利据え置き期待は米経済の回復を受けて後退している。中国経済が安定しているとの見方は7月の統計で成長のつまずきが示されたため、打ち砕かれた。さらに、2月の安値から25%上昇したハンセン指数の動きは急ピッチ過ぎるとテクニカル指標は示している。

  BNPパリバによると、香港経済は中国消費に依存し、通貨は米ドルに連動(ペッグ)しているため、中国の構造的減速と米政策金利の正常化に板挟みされる状態にある。香港株について、バリュー・インベストメント・プリンシパルズは世界の株式に比べてバリュエーションが依然割安だと指摘するが、交銀国際は調整局面を迎えると予想する。

  交銀国際のチーフストラテジスト、洪灝氏(香港在勤)は「市場は先走ってきたため、慎重になる理由はある。市場は楽観ムードに包まれており、慢心している」と指摘した。

香港株に天井感

  ハンセン指数は約9カ月ぶりの高値圏にある。株価収益率(PER)は発表済み利益ベースで11.9倍と、2月に付けた4年ぶり低水準の9倍から上昇。相対力指数(RSI)は先週、買われ過ぎを示す水準に達した。同指数を構成する50銘柄で200日移動平均線を上回る水準にある銘柄の割合は2015年5月以来の高水準。

原題:Hong Kong’s Equity Bull Run Tires as Fed, China Concerns Return(抜粋)

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