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ブラジル株:ボベスパ指数2週間ぶり安値-原油安でペトロブラス下落

  • 商品相場の下落を受け、指数構成銘柄の中で資源株の下げがきつい
  • 民営化プログラムの展開を好感し、電力株が高い

24日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は2週間ぶり安値に下落。業界内のディールが活発化するとの観測で電力株が上昇したものの、ブラジル石油公社(ペトロブラス)の下げが響いた。

  米在庫が増加したことが統計で示されたことで原油相場が下げ、ペトロブラスが売られた。一方、サンパウロ電力(CESP)は大幅高。同社が23日遅く明らかにしたところによると、民営化を監督するカウンシル(CDPED)が州当局に対し、CESP株放出計画の再開を勧告した。パラナ電力(COPEL)も高い。ロイター通信は、COPELがパラナ州衛生公社(SANEPAR)の持ち分を売却する可能性があると伝えた。CESPが11%、COPELが1.9%上昇する一方、SANEPARは3.1%下げた。

  ボベスパ指数は今年33%上昇している。テメル大統領代行が1世紀ぶりとなる深刻なリセッション(景気後退)からブラジルを脱却させるプランの導入に成功するとの期待感が背景にある。最近のディールの増加は新たな政府が打ち出した改革が投資家をブラジル資産に引き寄せつつある様子を示すものの、石油や鉄鋼石など資源価格の下落は同国の回復を脅かしかねない。

  株式調査会社アップサイド・インベスター(サンパウロ)のパートナー、ペドロ・ガルジ氏は「ブラジル経済と企業にとって極めて重要な原材料の需要をめぐる不透明感が大きく、今は市場にブレーキがかかっている」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.5%安の57717.88で終了。一時0.5%高となる場面もあった。ペトロブラスは2.1%安。ブルームバーグ商品指数が1.2%低下と1日以来の大幅な下げとなる中、鉄鋼メーカーのコンパニア・シデルルジカ・ナシオナル(CSN)とジェルダウも大きく下げた。

  投資家の間では週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとの雰囲気が広がり、ボベスパ指数構成銘柄の売買高は30日平均を12%下回った。停職中のルセフ大統領の弾劾裁判の最終審理も慎重姿勢につながっている。

原題:Ibovespa Falls to Two-Week Low as Oil Drop Punishes Petrobras(抜粋)

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