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テスラ「モデルS」新バージョン発表-加速性能誇るも投資家失望

更新日時
  • モデルSとモデルXのバッテリー性能を高めたバージョンを発表
  • マスク氏のツイートで株価が上昇したが、発表後上げ幅を縮小

電気自動車(EV)メーカー、米テスラモーターズは23日、セダン「モデルS」のバッテリー性能を高めたバージョンを発表し、世界最高の加速性能をうたった。スポーツカー愛好家には確かに魅力的に映るだろうが、投資家は詳細を知って肩をすくめざるを得なかった。

  テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が同社製品に関する発表を行うとツイッターに投稿したことを受け、23日の米株式市場でテスラ株は一時2.5%上昇。しかし発表内容がモデルSとスポーツ型多目的車(SUV)「モデルX」の加速性能と走行距離をアップしたバージョンにすぎないと分かると株価は勢いを失い、0.9%高の224.84ドルで取引を終えた。

Inside The Guangzhou Auto Show

テスラのモデルS

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
23日のテスラの株価変動

  R・W・ベアードのアナリスト、ベン・カロー氏は「マスク氏がツイートでこれほど注目を集めたことは驚きだ」としながらも、「実際は技術とコスト面の漸進的な改善だった」と指摘した。

  マスクCEOは、モデルSの新バージョン「P100D」が量産車としては加速性能が最も高いと表明。100kWhのバッテリーを搭載した同バージョンは、加速モードを「ルディクラス」にした場合、静止状態から時速60マイルに達するために要する時間は2.5秒となり、これまで同モデルで最速だった「P90D」のルディクラス・モード(2.8秒)から短縮される。さらに1回の充電による走行距離は315マイル(約507キロメートル)に伸びる。

  マスクCEOは「EVが世界で最も加速性能に優れた車になることは画期的な出来事だ」と述べた。同氏によれば、モデルXのP100Dはルディクラス・モードで時速60マイルに2.9秒で達し、1回の充電で289マイル走行可能となる。

原題:Tesla Adds Model S Version It Says Is Quickest Production Car(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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