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「ホットコモディティ」の鉄鉱石、クールダウンで価格下落へ-シティ

米シティグループが2016年のホットコモディティの一つと指摘する鉄鉱石の市場がクールダウンに向かっているようだ。シティは、供給の増加と鉄鋼需要の後退に伴い価格は近く下落する可能性があると指摘した。鉄鉱石価格をめぐっては、他の金融機関も軟化を予想している。

  エド・モース氏率いるシティのアナリストは、鉄鉱石価格について、基本シナリオに基づいた場合10ー12月(第4四半期)に1トン当たり平均51ドル、2017年には平均45ドルになるとの見通しを示した。メタル・ブレティンによれば、鉄鉱石(鉄分62%)の23日の価格は1ドライトン=61.75ドル。年初来の平均は53.64ドル。

  シティはリポートで「信じられないかもしれないが、鉄鉱石と石炭は2016年のホットコモディティだ」とした上で、投資家に対し「商品市場が再調整に向かうことから保有を減らす」よう勧めた。さらに、「この力強さが持続するとみるべきではない。構造的に供給過剰な状態が続いている」と加えた。

Surprise Rally

  鉄鉱石は昨年まで3年連続で下落した後、今年に入り40%余り上昇。ただモルガン・スタンレーやUBSグループなど金融機関は、今後軟化する可能性が高いとの予想を示している。シティは鉄鉱石相場の堅調は10月まで続く可能性があるものの、その後は需要鈍化や供給増加で価格は打撃を受けそうだとしている。

原題:‘Hot Commodity’ Iron Ore Is Destined to Cool, Citigroup Says (3)(抜粋)

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