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米国債:10年債利回りほぼ変わらず、イエレン議長講演控え小動き

更新日時
  • イエレンFRB議長は26日に講演-政策手がかり求め市場が注目
  • 米財務省はこの日、2年債入札を実施-5年債、7年債と続く

23日の米国債市場では10年債利回りがほぼ変わらず。8月入りしてから15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のレンジで推移し、終値ベースで2006年2月以来の狭い値動きとなっている。26日にワイオミング州ジャクソンホールで予定されているイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演まで、小幅な値動きが予想されている。

  英国民投票が実施された6月23日以降、10年債利回りは1.6%を超えて引けたことがない。JPモルガン・チェースの調査によれば、投資家の米国債に対する見方は今月22日に終了した週に一段と中立に近づき、ロングとショート、いずれのポジションも縮小している。

米国債の変動性が低下

  クレディ・アグリコルの債券戦略責任者、デービッド・キーブル氏は「イエレン議長の講演を控えた退屈な時間だ」と語る。「米金融当局は短期の市場をある程度制御できるが、利上げの約束は何度も履行されてこなかったため、その制御力も弱まってきた。とはいえ、イエレン議長がかなり早期の利上げ、恐らく9月かあるいは12月を示唆すれば、市場が反応するのは間違いない」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在の10年債利回りは前日とほぼ変わらない1.55%。同年債(表面利率1.5%、2026年8月償還)価格は99 18/32。

  ブルームバーグがまとめた先物市場のデータによれば、年内利上げの確率は約54%として織り込まれており、7月末時点での36%から上昇している。

  クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「米国債市場は様子見モードに入っている」と指摘。10年債利回りで1.60%という水準は「抜けられないエリアのようだ。イエレン議長からもう少し強い発信が必要になるかもしれない」と述べた。

  米財務省はこの日、2年債(発行額260億ドル)の入札を実施。最高落札利回りは0.76%と、7月25日の前回入札と同じ水準だった。

  24日には5年債(340億ドル)と2年物変動利付債(130億ドル)、25日には7年債(280億ドル)の入札がある。

原題:World’s Most Important Bond Market Is Stuck in a Fed-Induced Rut(抜粋)
S&P 500 Closes Near High on Fed Bets Amid Mixed Data; Oil Rises(抜粋)

(相場を更新し、第2段落と第5段落以降を加えます.)
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