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欧州債:イタリア債、対独債スプレッド拡大-国民投票めぐり不透明感

23日の欧州債市場ではイタリア国債が下落し、ドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)がここ2週間で最大となった。レンツィ首相の進退をめぐる不透明感が、イタリア国債への重しとなっている。

  イタリア10年債のドイツ国債に対するスプレッドは今月15日に4カ月ぶりの低水準まで縮小したが、その後拡大に転じた。景気低迷に見舞われ、銀行危機に直面しているイタリアでは、レンツィ首相が憲法改正の是非を問う国民投票に向かっている。同首相は否決の場合には辞任する意向だ。

  キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏(ダブリン在勤)は、イタリアの国民投票が「より注目され始めた」とし、投票日が近づくにつれ「さまざまな事態に備えた動きが始まるだろう」と続けた。

  ロンドン時間午後4時25分現在、イタリア10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.13%。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格は0.255下げ104.355。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.09%。イタリア国債とのスプレッドは122bp。一時は124bpまで拡大し、8日以来の大きさとなった。

Referendum Threat

原題:Italy’s Bonds Lag Germany by Most in 2 Weeks as Referendum Looms(抜粋)

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