コンテンツにスキップする

ゴールドマン:好調な米不動産株、これから買うには遅過ぎる

米ゴールドマン・サックス・グループによれば、不動産株は数年前なら買い時だったが、今は投資家にとってリスクが大き過ぎる。

  S&P500種株価指数では今月末、金融セクターから不動産銘柄が分離され、新たに不動産セクターが設けられる。ゴールドマンのデービッド・コスティン氏らアナリストはリポートで、不動産株は年初来ではS&P500種全体を上回る運用成績となっているが、多くの課題を抱えており、出遅れた投資家には勧めないと説明している。

  「不動産株は年初来でS&P500種を156ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回っている。これが不動産セクターをアンダーウエートとしている大型株ミューチュアルファンドのリターンを損ねてきた」とリポートで指摘。中核的な大型株ファンドマネジャーの半数近くが不動産ファンドへのエクスポージャーをゼロにしていると付け加えた。

  不動産セクターへの支援材料があるとすれば、こうしたファンドマネジャーが不動産株を「アンダーウエート」から「ニュートラル(中立)」に引き上げ、それが大きな資金流入を引き起こす可能性という。

  不動産株に現時点で投資していないファンドが遅れを取り戻そうとするため最大190億ドル(約1兆9000億円)の新規需要があるとゴールドマンは想定しているが、不動産銘柄の投資判断を「売り」から変更するには十分でも「買い」とするには不十分だと分析。「収入の伸び鈍化や平均的な相対バリュエーション、金利上昇環境に伴うリスクを踏まえてこの先を考えれば、不動産セクターの投資判断は『ニュートラル』を勧める」と結論付けた。

原題:Goldman Says It’s Too Late to Chase the Booming Real Estate Sector(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE