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ブラジル株:ボベスパ指数、2カ月で最大の下げ-米利上げ観測で

  • 銀行のイタウとブラデスコの下げが大きく響く
  • 商品価格の下落を受けてペトロブラスなども安い

22日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数はこの2カ月で最大の下落。今年の米利上げの可能性が高まったことで、よりリスクの高いブラジル資産の見通しが悪化した。

  銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングとブラデスコ銀行の下げがボベスパ指数の下落に大きく響いた。ブラジル石油公社(ペトロブラス)と鉄鉱石生産のヴァーレは商品価格安を受けて値を下げた。鉄鋼メーカーのナシオナル製鉄 (コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、CSN)は同指数構成銘柄の中で最も大きく下落。ブラジル紙グロボのコラムニストは、同社が新たな会計戦略の一環として供給業者に対して支払いまでに要する日数を従来の30日から120日に延期すると警告したと報じた。

  この日のブラジル株は他の新興市場と同様、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長の発言の影響を受けた。同副議長は今年の利上げは依然として検討されているとの認識を示した。米利上げはブラジル資産の妙味をそぐ可能性がある。

  ボベスパ指数は前週末比2.2%安の57781.24で取引を終了。6月24日以来の大きな下落となった。指数を構成する59銘柄のうち56銘柄が下げた。イタウとブラデスコは共に1.9%を超える下落。ペトロブラスは3.4%、ヴァーレは3.7%、CSNは8.3%それぞれ値下がり。

  GGRインベスチメントスのポートフォリオマネジャー、ロジェリオ・ストレリ氏は「米金利見通しが変わったためブラジル株への熱狂が若干後退した」と語った。

原題:Ibovespa Declines Most in Two Months on Outlook for U.S. Rates(抜粋)

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