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米国株(19日):3日ぶり下落、年内利上げ観測で上昇に息切れ

更新日時
  • 今年に入って堅調だった業種が売られる
  • 業績が予想を上回ったアプライドやディーアは上昇

19日の米国株式相場は3日ぶりに下落。バリュエーションが高水準となる中、最近の上昇に息切れの兆しが出た。政策金利が年末までに引き上げられるとの観測も重しになった。

  今年に入って堅調だった業種が売られ、通信サービス株は週間ベースで2014年以来の大幅安。公益やエネルギー株も値下がりした。ディーアやアプライド・マテリアルズ、フット・ロッカーが予想を上回る決算を受けて上昇したことから、相場全体の下げは限定された。ナイキは3%高。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2183.87で終了。ダウ工業株30種平均は45.13ドル(0.2%)下落の18552.57ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.1%未満の値下がり。

Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Slip While Rally Wavers Amid Speculation On Rate Timing

ニューヨーク証取

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ブリンマー・トラストのアーニー・セシリア最高投資責任者 (CIO)は「バリュエーションが高い中、この日は高値圏で狭いレンジでの取引となった」と指摘。「今週発表された主要なものの一つは米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、それは少なくともFOMC内で見解が一致していないことを示した。市場はそれを不透明感として解釈しており、FOMCの行動はないことを意味する。市場は踏みとどまっているにすぎない」と述べた。

  今週公表されたFOMC議事録のトーンはハト派的で、ニューヨーク連銀のダドリー総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言がタカ派的な印象を与えたのと対照的だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は26日にワイオミング州ジャクソンホールで開かれるシンンポジウムで講演する。

  市場が織り込む12月の米利上げの確率は51%と、1週間前の42%から高くなっている。

  この日はS&P500種の業種別10指数中、7指数が下落。公益が1.2%下げたほか、通信サービスやエネルギーも値下がりした。同3指数は年初からの上昇率で上位につけている。

  原油相場は上昇したものの、石油・ガス関連銘柄は9カ月ぶり高値から下落。エクソンモービルやシェブロンが下げたほか、キンダー・モーガンも値下がりした。

  ウォルマート・ストアーズは2%安となり、生活必需品株を圧迫。エスティーローダーは3.5%下落した。同社の業績見通しは予想に届かなかった。

  アプライド・マテリアルズの決算が好感され、テクノロジー株は上昇。他の半導体銘柄も軒並み値上がりした。マイクロン・テクノロジーは3%高。

  ディーアは13%超急伸し、2008年以来の大幅高。コスト削減が奏功するとし、通期の利益見通しを引き上げた。

原題:U.S. Stocks Slip as Rally Wavers Amid Speculation on Rate Timing(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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