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JPモルガンなど16行を米ファンドが提訴-豪指標金利操作の疑いで

  • 米ファンドら、16行とブローカー2社に不正利益返還を要求
  • 豪銀行は「精力的に」反論する姿勢打ち出す

JPモルガン・チェース、シティグループ、モルガン・スタンレーなど16行は数億ドルの不正利益を得るためオーストラリアの指標金利を操作したとして、米国の複数のファンドから訴えられた。

  米ニューヨーク南部地区連邦地裁に16日提出された集団訴訟(クラスアクション)の訴状によると、16行は変動利付債やシンジケートローンの金利設定に使われる豪州銀行間取引金利(バンクビル・スワップレート、BBSW)の操作を意図した。訴状ではまた、今年に入りオーストラリアの証券当局がオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)、ナショナルオーストラリア銀行(NAB)、ウエストパック銀行を提訴したことにも触れた。この3行は、今回訴えられた16行にも含まれている。

  原告団は訴状で「被告はBBSWをベースにしたデリバティブ価格を自らの利益になるよう人為的に操作し、数億ドルの不正利益を上げた」と非難し、銀行に「不正に獲得した利益を返還させる」裁判所の命令を求めていると主張した。

  原告団に加わったのはニューヨークを拠点とする投資ファンド、ソンテラ・キャピタル・マスター・ファンド、フロントポイント・フィナンシャル傘下の複数のファンド、フロリダを拠点とするデリバティブトレーダー、リチャード・デニス氏など。

  一方、訴えられた銀行はこのほか、BNPパリバ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、UBS、コモンウェルス銀行、ドイツ銀行、HSBCホールディングス、ロイズ・バンキング・グループ、マッコーリー・グループ、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)、クレディ・スイス・グループ。ICAPとタレット・プレボンも被告に名を連ねた。

  ウェストパックとANZは18日にそれぞれの発表文で、米国での訴訟に「精力的に」反論していく姿勢を打ち出した。オーストラリア証券投資委員会(ASIC)はBBSWの設定をめぐり2012年半ばから調査を進めているが、NABは当局の主張には同意しないとの立場をあらためて表明した。

 

原題:JPMorgan, Citigroup Among Banks Sued in Aussie Rate-Fix Case (1)(抜粋)

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