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トランプ陣営、幹部刷新で共和党の大口献金者とのつながり深める

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は今週実施した選挙陣営の首脳部刷新により、党主流派を支持してきた保守系献金者で裕福なヘッジファンドマネジャーのロバート・マーサー氏とのつながりを深めた。

  同陣営の新たな最高責任者に指名されたスティーブン・バノン氏と選挙対策本部長に起用されたケリーアン・コンウェイ氏は、マーサー氏の長年のアドバイザーで、マーサー一族を支援してきた。ビル・クリントン元米大統領およびヒラリー・クリントン氏と数十年にわたり戦ってきた共和党内でも、マーサー一族とそのアドバイザーらはクリントン夫妻を長年批判してきた人々の中で突出している。

  トランプ氏は最近まではマーサー一族のお気に入り候補ではなかった。マーサー氏と一族は共和党予備選では、党候補指名獲得を目指していたテッド・クルーズ上院議員を支持する政治活動委員会に1350万ドル(約13億5000万円)を投じていた。クルーズ氏が選挙戦から撤退してから数週間後、マーサー一族はトランプ氏の支持に回った。マーサー氏の娘レベッカさんとコンウェイ氏、トランプ氏の娘イバンカさんとその夫のジャレッド・クシュナー氏がマンハッタンで会談したことを受けたものだ、と事情に詳しい関係者1人は指摘した。

  クルーズ氏が7月の共和党全国大会でトランプ氏への支持を明言しなかった際、マーサー一族は異例の声明を発表し、一族のトランプ氏支持はクリントン候補に反対する姿勢に根差したものだと説明した。

  マーサー一族は17日、広報担当者を通じてコメントを控えた。コンウェイ、バノン両氏に取材を試みたが現時点で返答はない。

原題:Trump’s New Team Brings Deep Ties to Major Donor(抜粋)

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