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【個別銘柄】ソフバンクやオリンパス下落、HIS安い、さが美は急騰

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18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ソフトバンクグループ(9984):前日比4.6%安の6455円。2月に決議した総額5000億円の自社株買いが終了したと17日に発表。需給面での下支え効果が薄れるとみられた。一方、メリルリンチ日本証券は目標株価を8770円から8240円に引き下げた。英ARMホールディングス買収に際して付与していたプレミアムが、目標株価の想定期間内に企業価値に反映されるとは考え難いと判断した。

  オリンパス(7733):5.7%安の3200円。17日に開かれた同社のセルサイドアナリスト向け説明会について三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、北米の消化器内視鏡事業の回復時期は依然不透明な印象、と同日付リポートで報告。第1四半期の不振の背景が不透明で、第2四半期から回復するという確信を得るには至らなかったとした。

  エイチ・アイ・エス(9603):6.4%安の2564円。モルガン・スタンレーMUFG証券は17日付で目標株価を4300円から3800円に引き下げた。ハウステンボス事業について、7月の集中豪雨の影響や熊本地震発生後の需要回復スピードが従来想定ほど強くないと指摘、2016年10月期営業利益予想を178億円から166億円に下方修正した。会社計画は190億円。

  さが美(8201):13%高の90円。親会社のユニーグループ・ホールディングス(8270)は17日、保有するさが美の全株式(発行済み株式総数の約54%)を投資ファンドのアスパラントグループに売却すると発表。アスパラントが18日から実施するTOBに応募する。TOB価格は1株56円。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、ユニーGH傘下ではなかなか相乗効果が出なかったが、ファンドがオーナーとなることで従業員らに危機意識が働く上、経営改善が進むとみられたのだろう、と指摘した。

  ホシザキ(6465):6.7%安の8000円。17日午前に開かれた同社の上期決算説明会について野村証券では好悪材料が混在、国内需要は大型チェーン店に減速感があると同日付リポートで報告した。

  ドンキホーテホールディングス(7532):1.6%高の3800円。17日発表の16年6月期営業利益は前の期比10%増の432億円となり、市場予想429億円を上回った。17年6月期営業利益は前期比4.2%増の450億円を見込む。ゴールドマン・サックス証券では前期決算は想定以上と評価。会社側の今期計画は保守的で、居抜きを中心とした出店は前期より加速し今後も勢いは強いと分析、今期営業利益を467億円と予想した。  

  東邦ホールディングス(8129):5.3%安の2062円。みずほ証券は17日付で目標株価を2800円から2300円に引き下げた。4-6月期営業利益が上期計画と比較して弱いことやC型肝炎治療薬の減速などを考慮、17年3月期営業利益予想を200億円から185億円に下方修正した。会社計画は187億円。

  日本電子(6951):7.4%安の361円。野村証券は17日付で目標株価を475円から390円に引き下げた。投資判断は「中立」で継続。17年3月期はハイエンド透過型電子顕微鏡(TEM)など主力品の軟調で円高のダメージをカバーできないと分析し、営業利益予想を25億円から15億円に下方修正した。会社計画は30億円。

  大塚商会(4768):5.3%安の4375円。SMBC日興証券は17日付で目標株価を6800円から5500円に引き下げた。主力商品の販売方法変更によるマイナス影響を他の商品の販売で吸収するのは難しいと判断、16年12月期営業利益予想を会社計画と同じ400億円から390億円に下方修正した。同じく同証が目標株価を引き下げた野村総合研究所(4307)も2.8%安の3350円と下落。

  横河電機(6841):3.2%安の1298円。クレディ・スイス証券は17日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。同社の高い利益創出能力と来期に向けた業績安心感はすでに株価に織り込まれたと判断、上期決算に向けては通期業績計画の下方修正リスクが懸念されそう、とした。価格競争の激化、受注踊り場環境の長期化、コスト削減策の遅れが下方リスクとみる。

  小野薬品工業(4528):3%安の2821円。日清食品ホールディングス、第一三共、愛知銀行が保有する同社株661万4000株を売り出すと17日に発表。このほかオーバーアロットメントによる売り出しも99万1200株を上限に行う。株式需給の悪化が警戒された。

  日清食品ホールディングス(2897):3.4%高の5770円。みずほ証券では、小野薬株の売却はポジティブと評価した。17日の小野薬株終値を前提とすれば売却額は約118億円。同社が手にするキャッシュについて、会社全体の資本効率の改善やキャッシュフローの将来にわたる成長が、より株主や投資家に手触り感のある形で活用されるかにも注目したいとした。

  イオンファンタジー(4343):5%高の2350円。7月の既存店売上高は前年同月比14%増だったと17日に発表。遊戯機械が伸びた。海外子会社も中国やマレーシアを中心にプラス成長を継続。

  日本製紙(3863):1.7%高の1810円。「ポスト炭素繊維」とされる植物由来の新素材セルロースナノファイバー(CNF)を量産と18日付の日本経済新聞朝刊が報道した。新工場を島根県に建設し17年9月に稼働、食品・化粧品向けの需要を想定しているという。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、きのうの東レの宇宙船に炭素繊維供給との報道に続く素材分野での日本勢の強さを再認識させる話で、好材料視されたと指摘した。

  GMOインターネット(9449):1%高の1393円。同社に日本郵便がネット決済子会社を売却すると18日付日経朝刊が報道。

  ドウシシャ(7483):3.6%高の1924円。発行済み株式総数の2.73%、金額で20億円を上限に自社株買いを行うと17日に発表。期間は8月18日から17年3月31日まで。当面の需給好転などが期待された。

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