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欧州債:ポルトガル債が下げ幅縮小、DBRSが格付け維持を示唆

17日の欧州債市場では、ポルトガル債が下げ幅を縮小した。格付け会社DBRSが同国の現在の格付けに「違和感はない」との姿勢を示したため、格下げで欧州中央銀行(ECB)の量的緩和プログラムの買い入れ対象から外れるとの懸念が和らいだ。

  DBRSのチーフエコノミストでソブリン格付け責任者のファーガス・マコーミック氏は17日のインタビューで、ポルトガルの「BBB(low)」という格付けは「安定的なトレンドであり、われわれが現行水準に違和感を感じていないことを明確に示唆している」と述べた。このコメントを受け、月初来の最高水準にあったポルトガル10年債利回りは低下に転じた。

  四大格付け会社のうちDBRSは唯一、ポルトガル国債を投資適格級に維持している。このおかげでポルトガル国債はECBの量的緩和プログラムの購入対象であり続け、政府は資金調達コストを抑えることができている。マコーミック氏は前日行われたロイター通信とのインタビューで、ポルトガルの最近の国内総生産(GDP)統計は成長見通しに懸念を抱かせると発言し、同日の市場でポルトガル債は急落していた。

  だがマコーミック氏はブルームバーグに対し、「過去数日間に表明した懸念は累積的な懸念だ」と説明した。DBRSはポルトガルの格付けを10月21日に見直す予定。

  ロンドン時間午後5時現在、ポルトガル10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.87%。一時は7月29日以来の高水準となる2.97%に達していた。

原題:DBRS Is ‘Comfortable’ With Portugal’s Rating; Bonds Pare Decline(抜粋)

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