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【個別銘柄】格上げの住友重機や鉄鋼高い、PCデポと元気寿司は急落

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17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  住友重機械工業(6302):前日比8.2%高の514円。野村証券は16日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を570円から600円に引き上げた。18年3月期は、建機業績の底打ちに加え、産業機械、環境・プラントの堅調な業績から前期比9%の営業増益に転じると予想した。同証による営業利益予想は17年3月期が438億円(会社計画470億円)、18年3月期が476億円。

  鉄鋼:新日鉄住金(5401)が6.9%高の2070円、JFEホールディングス(5411)が4.2%高の1459.5円。ジェフリーズ証券は16日付で両社の投資判断を引き上げた。低調な第1四半期決算と不透明なトヨタとの価格交渉という2つの要因が株価の足かせとなり、世界の競合他社に比べアンダーパフォームしてきたが、投資家の目は健全な利ざやに移ると予想。新目標株価は、新日鉄住金が2400円、JFEHDが1600円。

  原油関連:国際石油開発帝石(1605)が6.5%高の891.6円、石油資源開発(1662)が4.3%高の2315円、JXホールディングス(5020)が3.4%高の389.9円。16日のニューヨーク原油先物は前日比1.8%高の1バレル=46.58ドルで終了し、7月12日以来の高値。ドルの下落と9月の石油輸出国機構(OPEC)の非公式協議で生産枠の設定で合意するとの観測が後押しした。

  大陽日酸(4091):5.7%高の958円。産業用ガスメーカーの米プラクスエアと独リンデは16日、合併の可能性をめぐり、予備的な交渉に入っていることを明らかにした。メリルリンチ日本証券では、同統合が競争法当局の認可を得る条件として、両社の一部資産が売却され、大陽日酸が買収する可能性があると指摘。その場合、大陽日酸の事業拡張につながりポジティブとした。大陽日酸は仏エア・リキードの米エアガス買収時にエア・リキードの米工業ガスの一部資産を買収した経緯がある。

  コマツ(6301):4.9%高の2303円。野村証券は16日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1750円から2600円に引き上げた。中国のインフラ工事が回復し、鉱山機械や新興国での一般建機需要の18年3月期の底入れへつながると分析。株価純資産倍率(PBR)も低く、下値余地は小さいとの見方を示した。17年3月期の営業利益を会社計画と同じ1500億円と予想、18年3月期を1670億円から1800億円に上方修正した。

  東レ(3402):2.8%高の979.8円。米宇宙開発ベンチャーのスペースXと、ロケットや宇宙船向けに炭素繊維を長期供給することで基本合意したと17日付の日本経済新聞朝刊が報道。契約は複数年で累計2000億-3000億円規模という。岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、炭素繊維の品質の優位性で競合他社を圧倒していることが再確認できる報道でポジティブと指摘した。

  日本写真印刷(7915):4.2%高の2426円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日付で投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を1960円から3280円に引き上げた。蒸着紙や医療機器など非IT分野の拡充に加え、センサーフィルムの拡大加速を考慮し、17年3月期営業利益予想を27億円から33億円に、18年3月期を71億円から108億円に、それぞれ上方修正した。

  ピーシーデポコーポレーション(7618):16%安の1038円。共同通信は16日夜、顧客の80代男性とサポート商品の解約金などを巡ってトラブルになっていると報道した。高木証券の藤井知明企業調査部長は、顧客との契約トラブルが大きなイメージダウンとなり、顧客数減少につながることが懸念されていると指摘。 会社ホームページでの開示が詳細な状況説明をしておらず、さらにユーザー層が反発するのではないかと不安視されているとの見方を示した。

  元気寿司(9828):7.6%安の1951円。ハワイ州衛生当局から現地時間8月15日に同州内11店舗の営業停止命令を受けた。同州でのA型肝炎流行について、元気寿司子会社店舗が生で提供している輸入冷凍ホタテが原因である可能性が高いと当局が判断したという。

  久光製薬(4530):3.6%安の5080円。米子会社ノーベンの生産施設について、米食品医薬品局(FDA)は適正製造基準への重大な違反が見つかったと5日付警告書で通知した。

  ネクスト(2120):7.1%安の852円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17日付で目標株価を1300円から1170円に引き下げた。投資判断は「ホールド」で継続。海外はユーロ安や賞与支払いなどで業績回復が遅れるとみて、17年3月期営業利益予想を48億円から42億円に下方修正した。会社計画は48億300万円。

  セントラル硝子(4044):3.9%安の396円。みずほ証券は16日付で目標株価を550円から460円に引き下げた。投資判断は「中立」を継続。電解液の苦戦など化成品事業が厳しく、今期利益は会社計画を下回る可能性があると分析。17年3月期営業利益予想を140億円から125億円に下方修正した。会社計画は130億円。

  CKD(6407):3.6%高の1044円。みずほ証券は16日付で目標株価を1260円から1400円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。半導体製造装置用機器の利益貢献が年間を通して続くと予想、17年3月期営業利益予想を80億円から89億円に上方修正した。会社計画は72億円。

  トレジャー・ファクトリー(3093):12%高の933円。発行済み株式総数の1.08%、金額で1億5000万円を上限に自社株買いを行うと16日に発表。期間は8月17日から24日まで。当面の需給好転などが期待された。

  プロシップ(3763):8.3%高の2420円。9月末の株主を対象に1株を2株に分割すると午前11時30分に発表。株主優待制度も導入する。1単元(100株)以上保有者に対しクオカード1000円分、5単元以上は2000円分を贈呈する。開始時期は17年3月末現在の株主が対象。 

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