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英国:7月のインフレ率0.6%に加速-ポンド安で輸入物価押し上げ

  • 輸入物価指数は前年同月比6.5%上昇、2011年12月以降の最大
  • ポンド安が製造業のコスト押し上げ始めたと、ONSが指摘

英国では7月にインフレが加速した。ポンド安で生産者の輸入物価がここ4年余りで最大の上げとなるなど、物価上昇圧力がさらに高まる兆候が現れた。

  英政府統計局(ONS)が16日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.6%上昇した。6月は0.5%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では0.5%上昇にとどまると見込まれていた。

  生産者物価では、2年8カ月にわたり下落が続いていた仕入価格が前年同月比4.3%上昇と反発。輸入物価指数は2011年以来の大幅な上昇を記録した。

  今回の物価統計は、英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択した影響を示す初の確かなデータとなる。国民投票結果が経済に及ぼす本格的な影響を判断するには時間を要するものの、今週発表される雇用統計や小売売上高、財政収支が手掛かりになるとみられている。

  ONSの統計専門家、マイク・プレストウッド氏は、CPIにはまだ国民投票結果の「明白な影響」が見られないものの、生産者物価のデータは「為替レートの下落が製造業者の輸入コストを押し上げ始めていることを示唆」したと指摘。

  ONSによれば、7月の出荷価格は前月比と前年同月比でいずれも0.3%上昇した。前年同月比での値上がりはここ2年余りで初めてとなる。

The Only Way Is Up

原題:U.K. Inflation Accelerates as Pound Drop Boosts Import Costs (1)(抜粋)

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