コンテンツにスキップする

豪中銀議事録:インフレと成長見通し改善、利下げ奏功-8月会合

更新日時
  • 力強い成長の可能性を低金利が下支えしている可能性
  • 雇用とインフレ圧力について依然「かなりの不確実性」がある

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は16日、今月2日の金融政策決定会合の議事録を公表し、ここ約4カ月で2回目の利下げを決めたことについて、住宅価格をめぐる懸念が和らいだことに加え、インフレは低水準にとどまり、経済成長が加速する可能性があると説明した。 

  豪中銀は同会合で政策金利を過去最低の1.5%に引き下げた。議事録は「成長見通しは前向きで、より力強い成長を遂げる余地もあり、そうした状況を低金利が下支えしている可能性がある」と指摘。「家計部門のレバレッジ拡大や住宅価格の急速な上昇に関連したリスクは低減している」と分析した。

  議事録では、「国内の労働市場の勢いや国内のインフレ圧力が今後数年でどの程度上昇するかについては、依然としてかなりの不確実性がある」との認識も示された。

利下げの影響は限定的

  豪ドルは逆方向に動いており、1月半ばに付けた底から約12%上昇。米金融当局は政策の引き締めに慎重で、日欧では中央銀行がゼロ金利やマイナス金利政策を導入し、債券購入プログラムを拡大している。豪中銀は鉱業ブーム後の経済に必要な調整が「為替レートが上昇すれば困難になりかねない」との見解をあらためて示した。

  豪ドルはシドニー時間午後0時23分(日本時間同1時23分)現在、対米ドルで1豪ドル=0.7659米ドルと小幅下落。議事録公表前の段階では同0.7670米ドルだった。

  市場は年内最後の12月会合で豪中銀が追加利下げに踏み切る確率を50%と予想しているが、議事録は金融政策について何の手掛かりも示さなかった。 

原題:RBA Cut Rate to Boost Inflation, GDP as Housing Worries Ease (2)(抜粋)

(4段落目で為替に関する見解を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE