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金属価格に明暗、供給の過剰と不足背景にここ2年で最も乖離進む

  • 「金属市場全体で統一された見方はない」:ソシエテ・ジェネラル
  • 亜鉛は今年に入り39%急伸の一方、銅は1.2%の値上がりにとどまる

金属市場は過去数年間、全般的に大幅に下落していることで知られていた。しかし、その状況は変化しつつある。

  金属市場は中国の需要に連動し、同国経済が活況の数年間は金属価格が上昇し成長が横ばい状態になると下落した。今ではそれぞれの金属の価格は別々の方向へと動き、供給が要因となりつつある。亜鉛やニッケル、スズ価格が供給不足を背景に上昇する一方、銅や鉛、アルミニウムは供給過剰によって上昇が抑制されている。

  BOCIグローバル・コモディティーズ(UK)の商品戦略責任者、シアオ・フー氏の調査によれば、それぞれの金属価格は2014年以降で最も乖離(かいり)が進んでいる。同社は異なる金属の価格の相関性について調査している。

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  ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで「金属市場全体で統一された見方はない。市場では若干プラスの兆しも見られるが、なお注意した方がいい」と指摘する。

  現在は中国の成長低迷の大部分は価格に織り込まれているため、供給による影響の方が大きく、それぞれの金属価格は異なる動きを示している。例えば、亜鉛価格は今年に入って39%、ニッケルは18%、それぞれ値上がりしているが、銅の上昇率は1.2%にとどまっている。

原題:Gluts and Shortages Steer Metals to Biggest Split in Two Years(抜粋)

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