コンテンツにスキップする

【個別銘柄】マンション低迷で不動産安い、LINE急伸、日写印高い

更新日時

16日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  不動産:住友不動産(8830)が前日比5%安の2769.5円、三井不動産(8801)が3.9%安の2158.5円、三菱地所(8802)が2.9%安の1959.5円など。不動産経済研究所が16日午前11時に発表した7月の首都圏マンション発売は前年同月比31%減の3317戸となった。20階以上の超高層物件の契約率は54.1%で、前年同月の92.3%から大きく悪化した。ドイツ証券の大谷洋司アナリストは、マンションでは唯一売れ行きが良かった超高層物件まで陰りが出てきたと指摘、大手不動産株は下げざるを得ないとの見方を示した。

  LINE(3938):7.9%高の4780円。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、日々のゲーム課金ランキングをみると、ポケモンGOによる同社ゲーム事業への影響は懸念されていたほどダメージを受けていないことが確認されたと指摘。任天堂株人気を背景に同社の成長力が評価されず7月15日の上場以降失望売りが続いていたが、8月上旬でそうした公募の売りは一巡し、任天堂に向かっていた一部の短期トレーダーのターゲットが同社に向かいつつあるとの見方を示した。

  DOWAホールディングス(5714):2.3%高の631円。15日のロンドン金属取所(LME)のニッケル相場(3カ月物)は前営業日比2%高の1トン=1万510ドルと反発。UBSグループは12日のリポートで需要増加と供給不足に、ニッケル鉱石の最大規模の輸出国であるフィリピンの規制強化が重なり、ニッケルは最も好ましい商品の1つとリポートで指摘していた。また野村証券は非鉄価格上昇や金属加工での数量回復を織り込み目標株価を710円から725円に引き上げたことも好感された。

  ワコム(6727):5.9%安の322円。クレディ・スイス証券は15日付で目標株価を380円から270円に引き下げた。デジタルコンテンツ制作などを含むブランド製品事業の収益性底打ちは遠い印象とし、17年3月期営業利益予想を53億円から13億円に下方修正した。会社計画は24億円。

  大気社(1979):5.3%安の2380円。大和証券は15日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を2900円から2600円に引き下げた。同社が強みを持つ海外の産業空調の受注が不調と分析、17年3月期営業利益予想を120億円から104億円に下方修正した。会社計画は111億円。

  日本ゼオン(4205):7%高の838円。モルガン・スタンレーMUFG証券は15日付で目標株価を1050円から1200円に引き上げた。リチウムイオン電池(LiB)関連材料の収益貢献なども見込まれ、順調な収益回復が続くと予想。中期的に割安感強いとした。投資判断「オーバーウエート」を継続。

  日本写真印刷(7915):5.8%高の2328円。クレディ・スイス証券は15日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を2100円から3200円に引き上げた。来期以降の有機EL(OLED)スマートフォン向けタッチ・フォースセンサーの業績寄与を織り込み、18年3月期営業利益予想を109億円から190億円に上方修正した。

  日本管理センター(3276):9.8%安の1238円。15日に上期決算を発表。ブルームバーグが1-6月期から1-3月期決算を引いて求めた4-6月期営業利益は前年同期比10%増の4億9800万円。1-3月期は66%の営業増益を記録していたことから、岩井コスモ証券投資調査部の林卓郎氏は、営業増益率が鈍化したことが嫌気され売られたもよう、とみていた。

  ファンコミュニケーションズ(2461):4%安の842円。7月の売上高は前年同月比7%減と2カ月連続のマイナスになったと15日に発表。CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業の低調が続いた。

  SANKYO(6417):3.4%安の3585円。SMBC日興証券は15日付で目標株価を4950円から4350円に引き下げた。パチンコ機の需要低迷や有力タイトル不足で業績面で不透明感があると指摘し、17年3月期営業利益予想を207億円から146億円に下方修正した。会社計画は160億円。

  川崎汽船(9107):3%安の259円。SMBC日興証券は15日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。コンテナ船事業での市況低迷やサービスコントラクト(SC)の契約内容悪化、自動車船事業での新興国向け輸送台数の減少などを織り込み、17年3月期営業損失予想を20億円から275億円に下方修正した。会社計画は130億円の営業損失。

  鳥貴族(3193):2.6%安の1899円。南柏店で食品添加物アルコール製剤を、酎ハイに用いる焼酎と誤って顧客に提供したと15日に発表。7月19日から23日の間に151杯提供したという。

  ヤーマン(6630):前日比400円(22%)高の2251円ストップ高。17年4月期営業利益計画を12億100万円から前期比84%増の18億9200万円に上方修正すると15日発表。販売好調や原価低減が奏功した。

  昭和電工(4004):2%高の1048円。みずほ証券は15日付で目標株価を1400円から1600円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。上期決算で、ハードディスクや黒鉛電極の市況回復に依存しない収益底打ちが確認できたと評価。16年12月期営業利益予想を260億円から会社計画と同じ300億円に引き上げた。

  RIZAPグループ(2928):1.8%高の981円。4-9月期営業利益計画を32億円から51億4000万円に61%上方修正すると15日発表。CM放映や広告出稿の積極化で、中核子会社でパーソナル・トレーニング・サービスを手掛けるRIZAPが好調に推移、美容・健康関連事業の収益が拡大している。
 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE