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みずほFG:マレーシア最大手銀メイバンクと提携へ、株式業務で

更新日時

みずほフィナンシャルグループがマレーシア国内銀行最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)との間で、東南アジアの株式調査やトレーディングなどエクイティ業務で提携することが、複数の関係者への取材で明らかになった。

  みずほ証券は、メイバンク傘下の投資銀行メイバンク・キムエンとエクイティ業務での提携で合意。関係者によれば、日本の機関投資家に対しキムエンによる東南アジア7カ国の企業リサーチや株式の執行サービス、発行体とのミーティングの機会などを提供することが可能になるという。

  昨秋以降、みずほFGは日本株ビジネスでアナリスト、営業、トレーダーなどを競合他社から大量に採用している。みずほが東南アジア諸国連合(ASEAN)での株式調査やコーポレートアクセスを日本の顧客に提供するのは初めて。今年始めには英国レッドバーン社と同様のアライアンスを締結、日本株の拡大に加えグローバルでエクイティ業務の体制構築を進めている。

  みずほ証とメイバンク・キムエンは16日午後、具体的な業務提携の内容について正式に発表した。

Maybank Islamic Berhad Chief Executive Officer Muzaffar Hisham Interview And Operations At A Branch

マラヤン・バンキングのATMを利用する顧客(クアラルンプール)

Photographer: Charles Pertwee/Bloomberg

グローバルマーケッツ

  みずほFGの佐藤康博最高経営責任者(CEO)は銀行・証券・信託連携による手数料ビジネスの強化に取り組んでいる。国内外の事業法人や金融機関、投資家などを顧客に持つグローバルマーケッツ部門では、セールス・トレーディング関連収益を2015年度の約3000億円から3年後には25%程度増やす計画だ。

  関係者によれば、今回の提携でメイバンク・キムエンは、みずほ証の国内営業基盤を活用できるほか、顧客からの売買注文を自社で執行することにより委託手数料を得られる。一方、みずほにとっては売買の仲介でフィー収益の獲得が可能になるという。

  みずほ証の第1四半期(4月ー6月)決算は、純利益は前年同期比42%減の95億円だったが、営業収益の合計はトレーディングが好調だったことから、1243億円と2.8%増加した。

積極的な採用

  みずほ証では、5月以降日本を除くアジア地域で3人のアナリストを起用している。ブルームバーグが入手した社内メモによれば、7月に野村ホールディングス出身のジャジ・シン氏が金融株調査のヘッドに起用されたほか、5月にはデール・ガイ氏とケビン・ワン氏がテクノロジー産業セクターのアナリストとして入社している。

  日本株業務では、UBSグループに約17年間勤めてきた株式本部の元共同本部長宇田川宙氏を7月に同社エクイティ本部の副本部長に起用した。

英語記事:Mizuho Said to Form Alliance With Maybank’s Kim Eng on Equities (1)

(第4段落以降に正式発表とみずほ証の決算について追加しました.)
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