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日本株は大幅続落、円高加速し先物主導午後崩れる-内需安い (訂正)

訂正済み

16日の東京株式相場は大幅続落し、主要株価指数はこの日の安値引け。昼休み時間帯に為替市場で円高が加速し、市場心理の悪化から午後の取引で崩れた。不動産や建設、食料品株など内需セクター、保険や証券など金融株中心に幅広い業種が安い。

  TOPIXの終値は前日比18.16ポイント(1.4%)安の1298.47、日経平均株価は273円5銭(1.6%)安の1万6596円51銭。TOPIXの終値での1300ポイント割れは5日以来。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「夏休みの市場参加者も多く、相場は動かないとの見方が大勢だったため、午後のドル安・円高と株安は想定外だった」と言う。午前の株価指数の下げが小幅にとどまり、きょうは日本銀行の上場投資信託(ETF)買いがないとみて円買い、株売りの仕掛け的動きがあった可能性も指摘した。

  きょうのドル・円相場は昼休み時間帯にドル安・円高の動きが加速、早朝の1ドル=101円台前半に対し午後は100円20銭台と、7月8日以来の円高水準に振れた。大引け後には同10銭台まであった。

Japanese Stocks Followed U.S. Shares Higher

東京証券取引所

Photographer: Yuriko Nakao/Bloomberg

  資源株の上昇などからきょうの日本株は小幅に反発して始まったが、国内企業決算の発表が終了、政策をはやす動きも一巡し、その後は為替動向をにらみつつ軟調に推移。午後の開始と同時に先物主導で下げ幅を広げ、一時持ち直したが、終盤に再度下げ足を速めた。

  東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは、「日本株と為替市場が相互に連動して動いている。ストップロスのドル売り・円買いが出たもようで、取引が薄い中で振れが拡大した」とみていた。

  ただし、市場関係者の間では、このまま一方的に日本株が崩れるとみる向きは少ないようだ。仙石氏は、雇用情勢の堅調ぶりから米国の利上げ観測が消えることはなく、「一方向の円高は想定しておらず、日本株の下げも限定的」と予想。しんきんアセットマネジメント投信の鈴木氏も、26日のジャクソンホールでの講演で米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が年内利上げに含みを持たす可能性もあり、積極的にドル売り・円買いのポジションを取りにくいとしている。「為替の円高圧力が一段と強まることがなければ、日経平均はもうしばらく1万6000円台後半でのもみ合いが続く」との見方を示した。

  東証1部33業種は不動産や保険、証券・商品先物取引、建設、金属製品、精密機器、ガラス・土石製品、鉄鋼、食料品など32業種が下落。石油・石炭製品の1業種のみ上昇。東証1部の売買高は16億1458万株、売買代金は1兆9787億円と2日連続で2兆円の大台割れ。上昇銘柄数は217、下落は1672。

  • 売買代金上位で下落はファーストリテイリング、三菱電機、村田製作所、ブイ・テクノロジー、第一生命保険、マツダ、三井不動産、大和ハウス工業がなど。
  • 上昇はLINEが大幅高、富士通やJXホールディングス、森永製菓が堅調だった
(4段落の為替数値を訂正します.)
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