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ヘッジファンドに幻滅、年金に続き大学基金や財団も投資削減

  • 非営利団体投資家が資金配分削減-NEPC調査
  • 高額な手数料、低調なパフォーマンスが大きな懸念

口火を切った年金に続き、一部の大学基金や財団もヘッジファンドに幻滅しつつある。

  118の大学基金と財団を顧客に持つ米ボストンのコンサルティング会社NEPCが15日発表した調査によると、これら非営利の投資家はヘッジファンドへの資金配分を減らしつつある。ヘッジファンドの高い手数料と低調なパフォーマンスを懸念しているという。NEPCの顧客は合計で570億ドル(約5兆7640億円)の資産を運用する。

  NEPCの調査では、回答した59法人のうち4分の1以上がヘッジファンドに対する投資配分を削減したか、削減を検討していると明らかにした。また削減したと回答した法人のほぼ半数が、上場企業の株式に資金を移した。

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資金運用でヘッジファンド離れ進む

Photographer: Xaume Olleros/Bloomberg

  NEPCはこの調査を7月に実施。大学や財団、その他非営利団体の資金運用担当者に市場見通しや資産配分について尋ねた。

  NEPCの大学基金・財団事業責任者を務めるキャシー・コニツキ氏は発表文で「今回の調査結果がヘッジファンドからの大量流出を示唆しているわけでは決してないが、ヘッジファンド業界全体への風当たりが強まっていることは確かに示している」と指摘した。

  ヘッジファンドは一般的に2%の運用手数料と、利益に対して20%の成功報酬を徴収する。NEPCの調査によると、回答者の4分の1は過去6カ月以内に手数料の削減を要求したか、ファンド側から手数料削減の提示を受けた。

原題:Hedge Funds Are Losing Endowments After Exodus by Large Pensions(抜粋)

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