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人民銀の馬氏:マネーサプライ伸び鈍化は中国経済に影響与えていない

マネーサプライ(通貨供給量)の伸び鈍化は中国経済に影響を与えておらず、同国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が安定した為替相場を支えている、と中国人民銀行(中央銀行)研究局の馬駿チーフエコノミストが語った。

  馬氏は13日のリポートで、中国の7月末の外貨準備高は3兆2010億ドル(約324兆4000億円)と前月とほぼ変わらずで、現行の為替レートが均衡状態に近いことを示唆していると指摘。同氏はまた、中国企業の債務は国際的な基準に照らして高水準で、「ゾンビ」企業の一掃と債務の株式化を通じて引き下げる必要があるとの考えを示した。

  12日に先に発表された工業生産と小売売上高、固定資産投資はいずれも予想を下回る伸びにとどまり、また経済全体のファイナンス規模は2年ぶりの低水準と、7月に中国経済の安定が揺らいだことを示唆していた。

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馬駿チーフエコノミスト

Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

  馬氏は、国際通貨基金(IMF)の成長率見通しを中国経済に対する信頼の現れとして挙げた。その上で、中国は将来的に国内総生産(GDP)重視の姿勢を弱め、労働市場の安定により重点を置くべきだと語った。

  中国の7月のマネーサプライM2は前年同月比10.2%増と、2015年4月以来の低い伸びだった。ブルームバーグのまとめによると、中国経済は今年6.5%、来年6.3%の成長が見込まれている。

原題:China’s Slowing Growth in M2 Hasn’t Affected Economy, Ma Says(抜粋)

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