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【個別銘柄】決算低調なシチズンHや北越紀州紙安い、ソフバンク高い

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15日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  シチズンホールディングス(7762):前営業日比8.8%安の510円。4-6月期営業利益は前年同期比28%減の46億300万円と12日に発表。為替の円高や時計事業の環境悪化を受け、2017年3月期営業利益計画を285億円から前期比29%減の215億円に下方修正した。クレディ・スイス証券では4-6月期営業利益が同証予想を下回りネガティブと指摘、ムーブメントの調整完了など時計事業の改善の確度が高まるまでは期待が上がりにくいとした。

  北越紀州製紙(3865):9%安の692円。4-6月期営業利益は前年同期比2.8倍の35億7600万円と12日に発表。SMBC日興証券では、買収したカナダのパルプ会社の連結寄与効果が大きく、大幅営業増益となったものの、会社計画比では印刷用紙の販売価格下落や紀州工場の操業トラブルなどを主因にやや下振れペースと分析、決算の印象はネガティブとした。

  ソフトバンクグループ(9984):7.1%高の6804円。一時6848円と15年11月10日以来の日中高値を付けた。出資する中国の電子商取引最大手、アリババ・グループ・ホールディングの株価が12日の米国市場で7.1%上昇したことを受けた。アリババの4-6月期売上高は前年同期比59%増。音楽や動画といった娯楽関連のストリーミング配信やクラウド・コンピューティング事業が好調だった。

  東芝(6502):6.3%高の291.1円。野村証券は12日付で目標株価を250円から280円に引き上げた。12日午後2時発表の第1四半期決算を受け、大胆な構造改革の実施とカンパニー別自主自律経営の強化をポジティブに評価。 セグメント情報の大幅拡充や、訴訟問題など市場の懸念材料について追加説明をするなど市場との対話も着実に改善していると分析した。同証では17年3月期営業利益予想を1300億円から1800億円に上方修正、会社側が据え置いた1200億円を上回るとみている。

  電通(4324):4.9%高の5370円。1-6月期営業利益は対象期間調整後ベースで前年同期比35%増の587億円と12日に発表。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、円高にもかかわらず同証予想549億円を上回ったことを評価、下期もM&A効果や競争力強化による新規の受注確保など、想定以上の収益プラス効果が見込めるとした。 

  住友金属鉱山(5713):5.1%安の1273円。メリルリンチ日本証券は12日付で投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。業界全体のバリュエーション上昇を反映して目標株価は900円から1030円に引き上げたものの、シエラゴルダ銅鉱山の多額の減損懸念が依然強いとした。同証では17年3月期経常利益が370億円と会社計画の410億円を下回ると予想する。

  MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725):5.5%安の2877.5円。4-6月期純利益は前年同期比61%減の381億円と12日に発表。熊本地震で損失が増えた。ゴールドマン・サックス証券では同証予想556億円を大幅に下回ったとし、想定以下の英損保アムリンの業績などを反映し、17年3月期純利益予想を1848億円から1814億円に下方修正した。

  東燃ゼネラル石油(5012):5.5%安の883円。1-6月期営業利益は前年同期比58%減の169億円と12日に発表。原油価格下落で製品価格が低下、販売数量も減ったほか、石油製品マージンの下落も響いた。

  かんぽ生命保険(7181):4.8%安の2164円。4-6月期純利益は前年同期比15%減の194億円と12日に発表。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、通期計画に対する進捗率が23%とおおむね会社計画に沿ったスタートとしたうえで、円高や円金利低下で順ざやが縮小しており、業績浮上要因に乏しい、と指摘した。

  アミューズ(4301):8.7%安の1920円。4-6月期営業利益は前年同期比53%減の12億8000万円と12日に発表。サザンオールスターズ、BABYMETALなど主要アーティストが積極的に活動した前年同期に比べ大型コンサートツアーが減少、それに伴うコンサートグッズの販売も減った。

  ヨロズ(7294):13%安の1368円。17年3月期営業利益計画を66億円から前期比40%減の60億円に下方修正すると12日に発表。売り上げ減少や米国での労務費上昇などを踏まえた。

  SECカーボン(5304):10%安の198円。17年3月期の純損益予想を1000万円の黒字から30億7000万円の赤字に下方修正すると12日に発表。国内外の炭素製品市場での需要減少や価格競争の激化が響く。

  青山商事(8219):3.7%安の3530円。4-6月期営業利益は前年同期比8.6%減の39億8800万円と12日に発表。主力のビジネスウェア事業が減益となったほか、カジュアル事業も営業損失に転落した。

  ネクソン(3659):1.9%安の1380円。SMBC日興証券は12日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を1850円から1450円に引き下げた。円高の影響、新規タイトル貢献の遅れなどを理由に16年12月期営業利益予想を647億円から376億円に下方修正。新たなヒットタイトルを確認するまで積極的な投資スタンスは取り難いとした。

  ビックカメラ(3048):3.5%安の861円。モルガン・スタンレーMUFG証券は12日付で投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に、目標株価を1520円から1050円に引き下げた。最大商戦期の7月が軟調で、今期営業益は計画確保もインバウンドの底打ち見え難く、短期的に市場評価が上がらない可能性があるという。

  光通信(9435):9.2%高の8990円。4-6月期営業利益は前年同期比17%増の101億円と15日正午に発表。商品・サービスの取次ぎ、自社開発商材やMVNOサービス、レベニューシェア型の商品・サービスの獲得数が増加した。

  マブチモーター(6592):4%高の5240円。JPモルガン証券は15日付で目標株価を6600円から7000円に引き上げた。12日開催の四半期決算説明会で、北米ビッグ3(自動車大手3社)の2社目からPWモータ受注が決まったこと、1社目の車種展開も極めて好調に推移していることが確認できたとし、16年12月期営業利益予想を205億円から220億円に上方修正した。会社計画は前期比5.1%減の218億円。

  コカ・コーラウエスト(2579):3.2%高の2707円。1-6月期営業利益は前年同期比3.7倍の88億8300万円と12日に発表。減価償却費の減少などが寄与した。16年12月期営業利益計画を160億円から前期比44%増の205億円に上方修正、年間配当予想も44円から46円に引き上げた。

  飯田グループホールディングス(3291):3.8%高の2115円。4-6月期営業利益は前年同期比33%増の281億円と12日に発表。SMBC日興証券では売上総利益率が想定以上に上昇したことで同証予想220億円を上回りポジティブと評価。

  サンバイオ(4592):6.9%高の1507円。東京大病院が同社開発の細胞医薬品の治験を開始すると14日付毎日新聞が報道した。外傷性脳損傷の患者を対象に加工した骨髄由来の幹細胞を脳に直接注入して機能回復を試みるという。

 

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