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41兆円運用アバディーン、中国の万科株売却-株主の経営権争い激化で

  • アバディーンは万科企業の深圳上場株を売却
  • 経営権争いの長期化に伴う将来の不確実性が理由

英資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメントは、世界最大の新興国投資家の一つであり、市場のドラマには慣れている。しかし、経験豊富な同社さえ、中国最大の不動産開発会社、万科企業の経営権をめぐる激しい争いに耐えることはできなかった。

  4030億ドル(約41兆円)を運用するアバディーンは、約6カ月にわたり停止されていた万科企業株の取引が7月4日に再開された後、保有する万科の深圳上場株をすべて売却した。アバディーンの香港オフィスで運用に携わるフランク・ティアン氏が明らかにした。同氏は少なくとも3社の戦略的株主が関わる経営権争いの長期化に伴う将来の不確実性を理由に挙げた。

General Economy Images In Beijing

万科企業のロゴ

Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

  ティアン氏は「不確定要素が多いため、保有を続けることは理にかなっていなかった」と述べた。ブルームバーグのデータによると、アバディーンのファンドは昨年12月に万科株の取引が停止された時、同社の深圳上場株を計1136万株を保有していた。これは万科の発行済み株式の0.12%に相当する。ティアン氏はアバディーンが過去1カ月に万科の香港上場株の保有を縮小したことも明らかにした。

  万科の広報担当者にコメントを求めたが返答は得られていない。

原題:A $400 Billion Manager Dumps Vanke as Shareholder Fight Heats Up(抜粋)

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