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【個別銘柄】DeNA活況、日ペイH急伸、アルバックやネクソン急落

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12日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ディー・エヌ・エー(2432):前営業日比10%高の2935円で東証1部売買代金上位。4-6月期営業利益は前年同期比84%増の73億5400万円となり、4-9月期営業利益予想は32%増の150億円と開示。4-6月期はアプリのコイン消費量が国内で72%増加し、スポーツ事業も貢献した。野村証券では4-6月期は会社計画をやや上回る堅調な決算としたうえで、中長期戦略での「国内既存事業の安定運営」にめどがつき、底堅さが見えてきた印象と評価。7-9月期計画は4-6月期からほぼトレンドは変わらないとの見方を示した。

  日本ペイントホールディングス(4612):7.3%高の3325円。4-6月期営業利益は前年同期比31%増の170億円だった。SMBC日興証券では日本とアジアを中心に原価低減効果が顕在化して利益水準を押し上げており、第1四半期営業利益は同証予想(130億円)を上回りポジティブだと評価。数量成長と原価低減でシェアアップと収益力向上の両立が可能と予想した。

  ケネディクス(4321):9.9%高の456円。1-6月期営業利益は前年同期比9.2%増の63億6400万円だった。2016年12月通期計画93億円に対する進捗(しんちょく)率は68%。発行済み株式総数の4.5%を上限に12日から自社株買いも行う。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、上期決算は同証予想以上で、1-3月期の48%減益から挽回したと分析。系列REITの受託資産残高拡大や優良不動産の投資が進んでおり、下期以降も利益上積みは可能と予想した。

  アルバック(6728):11%安の2757円。17年6月期営業利益見通しは前期比0.8%増の180億円と、市場予想の232億円を下回った。野村証券では投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。FPD製造装置受注にピークアウト感が出ており半導体製造装置はNVM用の投資時期が遅れていると指摘した。

  ネクソン(3659):11%安の1406円。1-6月期営業利益は前年同期比49%減の171億円だった。第3四半期累計の営業利益レンジは277億円から300億円とした。みずほ証券では第3四半期の会社計画は106億-129億円と同証予想160億円や市場予想を大きく下回ると分析。注力タイトルの一つ「サドンアタック2」の韓国でのサービス終了予定は、ブリザード社のゲームも一部影響しているようで、今後も注意が必要とした。

  マツモトキヨシホールディングス(3088):7.4%高の4820円。4-6月営業利益は前年同期比8.7%増の71億7500万円だった。また、発行済み株式総数の1.28%を上限に15日から自社株買いを実施する。SMBC日興証券は、事前公表の月次既存店売上高の低調を踏まえると、子会社改革での増益確保はポジティブな印象とした。

  オリエントコーポレーション(8585):5.6%高の206円。野村証券は投資判断「買い」で調査を開始した。利益剰余金の積み上がりで優先株の買い入れ消却と普通株配当復活が視野に入ったほか、キャッシング事業の業績底打ち、利息返還請求件数の減少という3つのネガティブ要因がなくなる局面に入ったとの見解を示した。目標株価は250円。

  シャープ(6753):19%高の106円。中国商務省は台湾の鴻海精密工業による資本注入を認めたと、同社が台北の証券取引所への届け出で明らかにした。シャープも11日付資料で中国当局から審査完了の連絡を受けたと公表、これに伴い鴻海との契約に基づき速やかに払い込みがなされる見込みとした。

  東芝(6502):3.8%高の273.9円。4-6月期営業損益は201億円の黒字(前年同期は65億円の赤字)だった。黒字は6四半期ぶり。構造改革による固定費大幅削減などが奏功した。同時に発表した今期(2017年3月期)営業利益見通しは1200億円で据え置いた。 

  THK(6481):3.6%高の2000円。4-6月期営業利益は前年同期比16%減の52億9600万円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では第1四半期の受注は想定を上回ったと指摘。会社計画は据え置かれたが、保守的な印象だとした。

  四国電力(9507):5.8%高の1036円。伊方原子力発電所3号機を再稼働、15日には発電再開の予定と広報担当の須崎琢二氏が明らかにした。稼働は2011年4月29日の定期検査入り以来。7月下旬に同原発の再稼働を目指していたが、ポンプ部品の不具合で遅れていた。

  森永製菓(2201):100円(16%)高の738円でストップ高。17年3月期営業利益計画を115億円から前期比25%増の143億円に上方修正した。「ダース」や「カレ・ド・ショコラ」など菓子食品、チョコモナカジャンボなど冷菓といった主力の食料品製造事業が第1四半期に好調、売上原価率の改善などで上期業績の上振れ見込みを反映した。野村証券は国内業績の好調と海外が成長軌道に乗ったことを確認したとし、目標株価を800円から1000円に引き上げた。

  スギホールディングス(7649):2.7%高の5290円。7月の既存店売上高は前年同月比2.8%増と2カ月連続でプラスだった。客数が3.4%増え、客単価の0.6%減を補った。

  日本コロムビア(6791):10%高の516円。4-6月期営業利益は前年同期比5.3倍の5億3200万円だった。想定していなかった声優関連の大型作品が追加発売されたことなどから、17年3月期営業利益予想を3億円から前期比8.3%減の11億円へ上方修正した。

  日本瓦斯(8174):8.3%高の2529円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断「買い(コンビクション)」、目標株価4000円で調査を開始した。緩やかな淘汰(とうた)・集約が進行中のLPG小売り業界で、革新的な物流・ICTシステムによるローコスト・オペレーションを武器に顧客数を伸ばしていると指摘。バリュエーションは割安で、経営の革新性と利益成長性が株価にほとんど織り込まれていないとした。

  大気社(1979):9.5%安の2506円。4-6月期営業利益は前年同期比36%減の10億700万円だった。タイなど海外で完成工事高が減少、国内の堅調では補い切れず、売上高が7.2%減った。

  井関農機(6310):8.4%高の244円。1-6月期営業利益は対象期間調整後ベースで前年同期比約2.7倍の17億5100万円だった。ローコストオペレーションの徹底による固定費の圧縮が貢献した。

  ウェルネット(2428):11%安の1304円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に下げた。5日発表の17年6月期業績計画がネガティブ・サプライズで、中長期で安定成長が見込めるコンビニ決済の代行事業者とのエクイティストーリーを変更したことが要因。

  エー・ピーカンパニー(3175):7.8%安の750円と、12年9月の上場来最安値を記録した。一時732円まで下げた。4-6月期営業損益が3300万円の赤字(前年同期は2億2400万円の黒字)に転落した。「塚田農場」など外食店舗を運営する主力の販売事業での新規出店などで、売上高は28%増えたが、既存店売り上げの減少、海外出店の準備コスト増、新卒採用など人件費増加などが響いた。

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