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IMF:ECBは資産購入にもっと重点を、利下げ効果は限界に近づく

  • 追加利下げは銀行の利益に打撃となり、融資抑制につながりかねない
  • ECBは物価と需要の押し上げに向け、QEへの依存を強めるべきだ

欧州中央銀行(ECB)は金融刺激策において資産購入への依存を強める必要があるかもしれないと、国際通貨基金(IMF)のエコノミストが指摘。同行のマイナス金利の有効性は限界に近づいているとの見方を示した。

  アンディ・ジョブスト、フイダン・リン両氏は10日に掲載されたブログで、ユーロ圏のマイナス金利は成長とインフレを支える与信を多少拡大させ、銀行や銀行の顧客にとっては金融状況の緩和につながったものの、同時に銀行の利益性も圧迫したと指摘。銀行の与信能力を低下させるリスクが生じている。

Negative Enough?

  両エコノミストは「追加利下げは金融政策の効果を弱める可能性がある」とし、「先行き、ECBは資産購入への依存を強める必要があるかもしれない」と続けた。

  ECBの刺激策パッケージには2017年3月までの月額800億ユーロ(約9兆600億円)の債券購入や、企業および家計への融資喚起を目指した銀行向け長期ローンが含まれる。次回の政策決定会合は9月8日に予定されている。

原題:IMF Sees ECB Focus on More Asset Buying as Rate Cuts Near Limit(抜粋)

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