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中国アリババ:4-6月期は59%増収、馬会長の多角化戦略奏功

更新日時
  • 中国景気減速でも中核の電子商取引事業は好調維持
  • ストリーミング配信やクラウド事業が業績支える

電子商取引で中国最大手アリババ・グループ・ホールディングは新規株式公開(IPO)以来最高の増収率を達成した。馬雲(ジャック・マ)会長による事業多角化戦略が奏功し始めている。

  4-6月(第2四半期)決算では、音楽や動画といった娯楽関連のストリーミング配信やクラウド・コンピューティング事業が、回復力ある電子商取引事業を支えたため、売上高は前年同期比59%増と、アナリスト予想を上回った。決算発表を受けて11日のニューヨーク株式市場で株価は一時6.3%上昇した。

  馬会長は動画サイトの優酷土豆や東南アジアの電子商取引会社ラザダ・グループ、ウェブブラウザーのUCウェブの買収に多額の資金を投じ、国内経済減速の影響を受けにくい体質への転換を図ってきた。また、新たな成長分野としてクラウド・コンピューティングにも進出し、重工業からサービス業へと中国経済がシフトする流れをうまく生かそうとしている。

  アレート・リサーチ・サービスのアナリスト、リ・ムジ氏(香港在勤)は「中核の電子商取引事業の成長を維持できるかをめぐるの投資家の不安は、今四半期のパフォーマンスを受けて晴れた」と述べ、「デジタルエンターテインメントやクラウドへの事業多角化は花を添えるものだ」と指摘した。

  4-6月期売上高は321億5000万元(約4900億円)で、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は302億元だった。純利益は71億元で、予想を上回った。調整後ベースの1株利益は4.90元。

  中核の電子商取引事業の売上高はユーザー増加を追い風に47%増加し272億元。メディア・娯楽関連の収入はほぼ4倍の31億元。アリババが部門別の業績内訳を発表したのは今回が初めて。

原題:Alibaba Reaps Growth From Jack Ma’s Push Into Media, Cloud (1)(抜粋)

Alibaba Vice Chairman Joseph Tsai discusses the company’s earnings and performance on "Bloomberg ‹GO›."

Source: Bloomberg)
(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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