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中国による海外企業買収相次ぐ-M&Aコストは2012年以来の低水準

  • 対象企業のEBITDA倍率は14倍、昨年の16倍から低下
  • 中国国内のM&Aに比べて30%低い

中国企業が1570億ドル(約16兆円)もの記録的な資金を投じて海外企業を買収する中、その買収コストは4年ぶりの低さにとどまっている。

  ブルームバーグの集計データによると、今年の合併・買収(M&A)額は中央値で対象企業のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)倍率が14倍と2015年の16倍から低下した。中国国内のM&Aに比べて30%低くなっている。

  李克強首相の「走出去(海外進出)」政策の下、中国化工集団(ケムチャイナ)や安邦保険集団などの中国企業は海外資産を積極的に買収している。米中商工会議所のシバ・ヤム会頭は、M&Aコストの低下は国際的な買収で中国企業の経験値が高まっていることを示していると話す。

  ヤム氏は電話取材に対し、中国企業は「理由もなく多額のお金を支払うことはないだろう」と指摘。「熟練度合いが上がってきている。ブランドや流通チャンネルを持った企業を買収しており、多くは利益の多い企業だ」と述べた。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、今年の中国国内M&AのEBITDA倍率は中央値で約20倍と、15年の19倍から上昇した。

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原題:China’s Overseas M&A Spree Comes at Lowest Costs Since 2012 (1)(抜粋)

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