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【個別銘柄】ブリヂストや資生堂大幅安、ダイキン工高い、洋ゴム急伸

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10日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ブリヂストン(5108):前日比6.8%安の3370円。2016年12月期営業利益予想を5200億円から前期比12%減の4530億円に下方修正した。円高や販売数量の下振れが影響した。ブルームバーグによるアナリスト予想は4951億円だった。クレディ・スイス証券では、下方修正は想定内だが、同証が見込んだ4950億円を下回り修正幅は若干大きいと指摘した。

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資生堂の化粧品売り場

Photographer: Nelson Ching/Bloomberg News

  資生堂(4911):7.5%安の2571円。16年12月期営業利益予想を380億円から300億円に下方修正、市場予想430億円を下回った。一時的な費用発生や円高が響く。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、通期利益計画の減額修正は第1四半期以降に同社利益水準に対して高まっていた期待値に反し、ネガティブサプライズと指摘した。

  リクルートホールディングス(6098):5.3%高の4010円。4-6月営業利益は前年同期比8.6%増の327億円だった。販促メディア事業が12%増益だったほか、人材メディア事業が順調なことも貢献した。野村証券では人材メディア事業のIndeedがまだ伸びたほか、販促メディアの主要経営指標が全て上向きで、短期と中期の両方で期待が持てる内容が確認できたと評価した。

  ダイキン工業(6367):4.2%高の9164円。4-6月営業利益は前年同期比17%増の712億円、猛暑影響もあって空調・冷凍機事業が伸びた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、4-6月期決算は、拡販効果が想定を大幅に上振れ、厳しい経済環境下で、同社の高い競争力が如何なく発揮された結果と評価した。

  横浜ゴム(5101):3.9%安の1415円。10日午後、16年12月期営業利益予想を550億円から380億円に減額修正した。ブルームバーグによるアナリスト予想471億円を下回った。円高やタイヤ事業でロシア、中南米、北米を中心に販売が前回予想を下回ることなどが響く。4-6月期営業利益は前年同期比38%減の157億円だった。

  ぺプチドリーム(4587):6.4%高の5530円。前期決算と同時に、今期にPDC(ペプチド・薬物複合体)の新規プロジェクトの契約獲得2件などを達成目標とすることと、21年6月期の中期目標としてPDCプロジェクトの純増加数9件などを掲げた。SMBC日興証券では、17年6月期や中期の目標で、収益性が高い自社創薬プロジェクトであるPDCライセンス契約でまとまった契約件数を掲げた点は期待以上の内容でポジティブな印象が強いと評価した。

  ダイフク(6383):16%安の1721円。4-9月期の連結営業利益計画を97億円から前期比11%増の95億円へ減額した。全般的に受注が遅延気味に推移しているのが要因。野村証券では、第1四半期は市場予想線だが、期ずれなどが重なり、上期受注を減額するなど第1印象はややネガティブと分析。説明会で期ずれの内容を確認したいとも指摘した。

  東洋ゴム工業(5105):6.6%高の1164円。1-6月純損益は22億円の黒字に転換したと10日午前に発表。前年同期は42億円の赤字だった。免震ゴム問題で特損169億円を計上することから16年12月期の通期純利益計画を60億円減額の180億円に修正する一方、営業利益計画は据え置いた。

  リゾートトラスト(4681):15%安の2036円。4-6月期営業利益は前年同期比78%減の7億4800万円だった。前年同期に「芦屋ベイコート倶楽部」など新規発売があり、一時的に契約高が増大した反動が出た。前期比5%減の177億円を見込む17年3月期計画に対する進捗(しんちょく)率は4.2%にとどまる。

  クックパッド(2193):19%安の1055円と、東証1部値下がり率1位。9日に今後の業績について説明、今下期の広告事業の売上収益は前年同期並みにとどまるほか、採用強化で費用は上期比増加を見込んだ。来期は売上収益の増加より費用の増加が先行するとも予想した。野村証券は、好調だった広告事業の横ばい見解が示されたことなどを挙げ、新経営体制での今後の方向性は短期業績を見る上でネガティブとの見方を示した。

  大日本印刷(7912):3.5%安の1064円。4-6月期営業利益は前年同期比48%減の59億2700万円だった。主力の印刷事業で雑誌減少の影響を受け、北米など海外の写真プリント用カラーインクリボン・受像紙が伸び悩み、ディスプレー関連製品や電子デバイスの低調もあり、売上高が2.6%減ったことが響いた。SMBC日興証券では退職給付関連の費用負担増加や先行投資負担などの要素があるものの、エレクトロニクス事業の営業減益幅が大きく、ネガティブと指摘。

  戸田建設(1860):11%高の535円。4-6月営業利益は前年同期比54%増の67億3300万円だった。採算重視の受注徹底で完成工事総利益率が向上したことが貢献した。SMBC日興証券では、第1四半期営業利益は予想の45億円を上回りポジティブとし、受注時採算の向上や追加変更工事の獲得が総利益率向上に寄与しているとした。

  東京急行電鉄(9005):4.2%高の814円。4-6月期営業利益は前年同期比12%増の229億円となった。「二子玉川ライズ」などの賃貸収入が堅調だった不動産事業やホテル・リゾート事業が好調だった。前期比2%増の770億円を見込む17年3月通期計画に対する進捗(しんちょく)率は3割。

  クレハ(4023):13%安の370円。4-6月営業利益は前年同期比49%減の9億800万円だった。ポリグリコール酸(PGA)樹脂や慢性腎不全用剤「クレメジン」などの医薬品などが不振だった。

  雪印メグミルク(2270):2.5%高の3280円。4-6月期営業利益は前年同期比40%増の52億3900万円だったと10日午前に発表。乳製品や飲料・デザート類の販売拡大に加え、エネルギーコスト減少が寄与した。

  セイコーホールディングス(8050):8.3%安の310円。4-6月期営業利益は前年同期比80%減の8億8600万円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では同証予想28億円を大きく下回ったことはネガティブと分析。国内高単価製品の不振やインバウンド需要変調は円高の影響が大きく当面回復は期待しにくいとした。

  近鉄エクスプレス(9375):17%安の1236円。17年3月期営業利益予想を164億円から前期比19%減の125億円に下方修正した。国内航空輸送の減収による営業利益率悪化などが響く。野村証券では、日本事業は航空貨物の収益性改善に向けた対策の効果が判断できず、会社計画より慎重な見方をするとし、業績予想を減額した。

  ゼンショーホールディングス(7550):6.4%高の1735円。4-6月期営業利益は前年同期比8.9倍の26億2800万円だった。「すき家」など牛丼カテゴリーの既存店好調などで売上高が1.8%増加、採算面では牛肉価格を中心とした食材仕入れコストやエネルギーコストの低減が寄与した。

  アイダエンジニアリング(6118):17%安の726円。17年3月期営業利益予想を81億円から65億円に下方修正した。前期比は0.8%増から一転、19%減となる。大口受注の失注や既受注案件の納期ずれ込み、円高による海外売り上げ円貨換算目減りなどで売上高が想定を下回る。同時に発表した4-6月期営業利益は前年同期比40%減の12億6600万円。

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