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NY外為:ポンドが対ドル1.30ドル割れ、投資家は英統計に注目

更新日時

9日の外国為替市場ではポンドがドルに対し5営業日続落。約1カ月ぶりに一時1.30ドルを割り込んだ。欧州連合(EU)離脱選択後の英経済の状態を示す経済データが来週から公表される。

  ポンドは主要16通貨に対し全面安。イングランド銀行(英中央銀行)が8月4日に2009年以来となる利下げを実施して以降、ポンドは5月以来最長の連続安となっている。

Racking Up the Losses

  この日は金融政策委員会(MPC)のマカファティー委員が英紙タイムズへの寄稿で、一段の利下げと量的緩和(QE)が必要となる可能性があるとの考えを示したことも、ポンド売りにつながった。

  野村インターナショナル(ロンドン)のシニアエコノミスト、チャールズ・サンタルノー氏は「英中銀は年内に金利を引き下げるとの認識が徐々に広がっている。これはポンドにとって弱材料となるだろう」とし、「既に織り込み済みのはずだ。従って、悪い材料がこれ以上出てこない場合、ポンドにどれだけ下押し圧力がかかるかが問題となる」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ポンドはドルに対して前日比0.3%安の1ポンド=1.3003ドル。ドルは対円で1ドル=101円87銭。

  マカファティ委員は先週のMPCで利下げには賛成したが、資産購入の拡大には反対した。英中銀は4日、政策金利を0.25ポイント引き下げて過去最低の0.25%とした。資産購入枠は600億ポンド増額され、4350億ポンドとなった。

  セント・ジョージ銀行のシニアエコノミスト、ジャヌ・チャン氏(シドニー在勤)は「ポンドは目先、いくぶんか弱い展開になるだろう」と述べ、「英中銀が打ち出した刺激策は大規模だった。英国経済は短期的に打撃を受け、軽度なリセッション(景気後退)に陥る恐れもあった」と続けた。

原題:Pound Tumbles Below $1.30 as Traders Await More Brexit Bad News(抜粋)

(相場を更新し、最終2段落を追加します.)
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