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中国株の投資家は過剰反応、「理財商品」規制案報道に-アナリスト

  • 大半の銀行は草案基準を満たし、株式投資が可能と分析
  • 理財商品の規制案は債券市場への支援材料との見方も

中国当局が高利回りの資産運用商品である「理財商品」から得た資金を株式投資に充てることを制限する措置を検討しているとの報道に、同国の株式投資家は過剰反応している可能性がある。

  3兆5000億ドル(約360兆円)規模の理財商品業界に対する規制草案のニュースが伝わったことで中国株式相場は7月27日に急落したが、同案の詳細を深く調べたアナリストらは、これが株式にとってそれほど悪い内容でなく、恐らく債券にとっては好材料だとみている。

  報道された草案内容によると、純資本50億元(約770億円)未満または理財商品業務の経験が3年未満の銀行は、理財商品からの収益を国債などリスクがより低い資産にしか投資できなくなる。これらの基準を上回っている銀行は株式のほか、融資などの「非標準資産」への投資が可能だ。UBSグループとモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、大半の銀行が新たな基準を満たし、株式を購入できると指摘する。

  UBSの中国戦略責任者、高挺氏(上海在勤)は「数多くの例外項目があるため、実際に影響を受ける資金の規模はそれほど大きくならないはずだ。理財商品を購入せず、他のファンドに投資する人もいるかもしれない。そうした資金も最終的には株式市場に流れ込む可能性があるため、全ての資金が失われるわけではない」と述べた。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の曲天石エコノミスト(上海在勤)は、理財商品の運用担当者が恐らくシャドーバンキング(影の銀行)資産や株式から債券に一部の資金を移すだろうとして、草案は債券市場への支援材料だと分析した。

原題:Chinese Stocks Overreacted to Wealth Product Curbs, Analysts Say(抜粋)

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