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【個別銘柄】SMCや任天堂高い、小野薬ストップ安、DOWAH急伸

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8日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  SMC(6273):前営業日比8.1%高の2万8210円。4-6月期営業利益は前年同期比3.5%減の364億円だった。円高が響いた。ゴールドマン・サックス証券では、同証予想300億円を大幅に上回りポジティブと分析。多くの機械企業と同様に同社も未実現利益の消去が多額で発生していると推定、これを加味しても好調とした。中国を中心としたアジア事業の増収率は好調だった点を同証は評価した。

  任天堂(7974):2.7%高の2万1280円。みずほ証券では今後の未発表の商品に関する考え方を確認するため、同社への取材を行ったところ、ポジティブな見方が強まったとした。新型ゲーム専用機「NX」を発売する理由について、スマートフォンを含む既存のゲーム機では出来ない「新しいゲーム体験」を提供するためということを君島社長が明確とした点などが今回の最大の収穫だったとした。

  マブチモーター(6592):9.5%高の5070円。2016年12月期営業利益予想を225億円から前期比5.1%減の218億円に下方修正した。SMBC日興証券では、新計画は同証従来予想187億円と比べ下方修正幅が小さくポジティブだと評価。減配発表も想定線、短期的な悪材料は出尽くしとした。原材料価格低下のプラス効果を織り込み、同証の16年12月期営業利益予想を187億円から218億円、17年12月期を193億円から222億円に増額。

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米ブリストル・マイヤーズスクイブ社

Photographer: Christopher Barth/ Bloomberg News.

  小野薬品工業(4528):700円(20%)安の2881円とストップ安。がん治療薬「オプジーボ」は化学療法と比べ、未治療の進行性非小細胞肺がん患者の無増悪生存期間を延ばすという主要目的を満たさなかったと同薬の共同開発パートナー米ブリストル・マイヤーズ・スクイブが発表。野村証券では、オプジーボの常勝神話が崩壊したとして業績予想を減額、投資判断を「買い」から「中立」へ下げた。

  パイオニア(6773):17%高の221円。4-6月期営業利益は前年同期比5.4倍の3億7600万円だった。カーエレクトロニクスが円高、熊本地震の影響を受けたことなどで売上高は13%減ったが、販売・一般管理費の減少、原価率の良化などが寄与した。

  DOWAホールディングス(5714):16%高の637円。4-6月期営業利益は前年同期比34%減の76億2000万円だった。17年3月期営業利益計画は前期比17%減の290億円で据え置いた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、同社が為替前提を1ドル=105円(38億円の減益要因)に変更したが、通期計画を据え置いたのは実質的に40億円増額修正で好感されると予想した。

  LINE(3938):2.9%高の4075円。メリルリンチ日本証券は新規に投資判断「買い」、目標株価5700円に設定した。国内スマートフォンユーザーの90%超が利用するモバイルSNSプラットフォーム展開し、インドネシアなどでも市場を席巻していると指摘。国内広告収入の拡大、インドネシアの月間アクティブユーザー(MAU)増加による今後3年の年率利益成長81%が十分に織り込まれていないとした。16年12月期の営業利益予想は234億円(会社計画は非公表)、来期は459億円。

  JPX日経インデックス400関連:エレコム(6750)が4%高の2228円、竹内製作所(6432)が10%高の1445円となった半面、みらかホールディングス(4544)は3.3%安の5020円。JPX日経400の構成銘柄の定期入れ替えが5日発表され、エレコムなど34銘柄が追加、みらかHDなど33銘柄が除外された。みずほ証券では、同証が予想した銘柄以外ではぐるなびや竹内製、エレコムが新規採用、常陽銀行やみらかHD、三越伊勢丹ホールディングスが除外になったとした。

  LIXILグループ(5938):12%高の2049円。4-6月期純損益は116億円黒字と8日午後1時に発表した。前年同期は327億円の赤字だった。前年同期はジョウユウ関連で多額の損失を計上していた。

  ゲオホールディングス(2681):2.3%安の1399円。4-6月期営業利益は前年同期比38%減の23億7200万円だったと8日午前に発表。売上構成比の変化で売上総利益が低下したほか、店舗数拡大などで販管費が増加したことが響いた。

  リコー(7752):2.9%安の911円。17年3月期営業利益計画を770億円から前期比46%減の550億円に下方修正した。為替が想定を上回る円高で推移したほか、インド販売子会社の事業回復費用などが響く。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、四半期実績が同証予想やコンセンサスを大幅に下回ったほか、営業利益率が2.7%と過去最低水準となる点などから、株価に与える影響はネガティブと分析した。市場予想は674億円だった。

  東急建設(1720):12%高の1106円。4-9月期営業利益計画を50億円から前年同期比72%増の82億円に上方修正した。一部工事進捗(しんちょく)のずれ込みで売上高は想定から4.4%下振れるが、工事採算の改善に伴う完成工事総利益の増加が寄与する。

  島津製作所(7701):7.5%高の1564円。4-6月期営業利益は前年同期比24%増の45億800万円と、ブルームバーグによるアナリスト予想平均36億1700万円を上回った。SMBC日興証券では、計測機器事業が円高で減収ながらも5%増益となりポジティブな印象、液体クロマトグラフの売り上げ拡大や質量分析計での製品ミックス改善で収益性が改善したと指摘した。

  ジャパンディスプレイ(6740):6.5%安の174円。4-6月営業損益速報値は35億円の赤字と、従来の10億円の黒字から下振れた。出荷数量の減少や中国市場での平均販売価格の低下などが要因。クレディ・スイス証券では第1四半期営業損益は同証予想10億円黒字を下回りネガティブとし、第2四半期以降、主要顧客向けは季節的な回復が期待できるが、同社の中国スマホ向けの環境は引き続き厳しいとした。

  日本マイクロニクス(6871):16%高の1237円。15年10月-16年6月期営業利益は前年同期比72%減の12億3600万円だった。4-6月期だけでみると、4億1500万円と第2四半期の7600万円から大きく増加した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、第3四半期の受注高も68億3000万円と前四半期の45億4000万円から増えた点に言及、メモリ用プローブカードの受注と利益の底打ち反転を確認し、株価にポジティブとの見方を示した。

  博報堂DYホールディングス(2433):13%安の1063円。4-6月期営業利益は前年同期比3.4%減の58億円だった。販売管理費の増加が利益を押し下げた。ゴールドマン・サックス証券では、想定以下で上期会社計画に対する進ちょく率は低いとし、足元のコスト増と売上トレンドを反映して業績予想を減額した。

  ワコム(6727):17%安の352円。17年3月期営業利益予想を42億円から前期比35%減の24億円に下方修正した。円高の影響受け売上高が予想を下回る見通しで、期末配当計画を18円から12円に引き下げた。クレディ・スイス証券では、売上高下振れ後も費用コントロールが機能せず、収益を圧迫する負のトレンドが継続と指摘。通期計画は、ブランド製品の現地通貨売上高を日本28%増、米国19%増などと依然として異常に高い伸び率を見込んでいると言わざるを得ないとした。

  サンデンホールディングス(6444):4.3%安の287円。4-6月期営業損益は9億8400万円の赤字だった。前年同期は18億2000万円の黒字。主力の自動車機器事業が北米、アジアを中心に減収、環境技術開発投資の負担や円高の影響で利益が9割以上減ったほか、店舗システムなど流通システム事業では減収、営業損失が拡大した。

  ミクシィ(2121):11%安の3395円。4-6月売上高は前年同期比5.5%減の473億円、営業利益は17%減の201億円だった。エンターテインメント事業はゲーム内イベントによらない収益が安定的に推移しているものの、イベントの成否による影響が出やすい状況だった。クレディ・スイス証券では、第1四半期に行ったスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」のイベントが不調で課金売上高が振るわなかったと指摘した。

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