コンテンツにスキップする
Subscriber Only

トランプ氏、経済顧問チームを発表-非主流派の富豪が占め、全員男性

  • 共和党主流派とトランプ陣営の隔たりを反映する人選
  • トランプ氏はレーガン政権以来の規模の減税提案へ-顧問のムーア氏

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が5日、自身に助言する経済顧問チームを発表した。メンバーのほとんどは、共和党やウォール街、学術界の主流派に属さない点でトランプ氏と共通しており、全員男性だ。

  同チームには投資家のジョン・ポールソン氏やアンディ・ビール氏、スティーブン・ファインバーグ氏など、トランプ氏のように比較的高齢の富豪で自分の会社を経営している人物が多い。エコノミストのデービッド・マルパス氏やピーター・ナバロ氏、スティーブン・ムーア氏も名を連ねる。

  現在はアメリカン・アクション・フォーラムのプレジデントで、2008年の大統領選で共和党のジョン・マケイン候補の経済政策顧問を務めたダグラス・ホルツイーキン氏は、「共和党主流派とトランプ陣営の間には隔たりがある。それは顧問の選択に反映されている。主流派に属する保守派から成る標準的なリストにはならなかった」と指摘した。

  ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースといったウォール街の主要銀行からは誰も選ばれていない。コロンビア大学のグレン・ハバード教授やハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授といった共和党系の著名な経済アドバイザーも含まれていない。

  トランプ氏が財務長官に起用する可能性を示していたカール・アイカーン氏も選ばれなかった。

  トランプ氏は8日のデトロイト・エコノミック・クラブでの演説に先立ち、経済顧問チームを発表した。起用されたエコノミストの大半は非主流派で、1980年代に共和党の大統領を務めたロナルド・レーガン氏を称賛している。

  税制改革の熱心な提唱者であるムーア氏は5日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、トランプ氏がレーガン政権以来で最大級規模の減税を提案することを明らかにした。大部分は法人税率の15%への引き下げで、約3兆ドルの税収減につながると説明した。

  カリフォルニア大学アーバイン校の教授であるナバロ氏は、トランプ氏と同様、貿易面で中国を厳しく批判している。

  現在はエンシマ・グローバルの社長で、レーガン政権の当局者だったマルパス氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)が「経済を弱め、ゆがめている」と批判してきた。

原題:Trump Names Economy Team of Rich Men Who Look a Lot Like Him (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE