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欧州債(5日):伊10年債、一時17カ月ぶり低利回り-英政策で緩和傾向

  • ドイツ国債は下落、米雇用統計で下げた米国債につれ安
  • 国債投げ売り予想は「時期尚早」-ソシエテ・ジェネラル

今週の欧州債市場ではイタリア国債が週間ベースで3週続伸となった。イングランド銀行(英中央銀行)が利下げに踏み切ったことを受け、世界的な金融緩和の傾向が強まった。

  イタリア10年債利回りは5日の市場で、一時約1年5カ月ぶりの低水準まで低下。今週は日本の10年債入札結果を受け、国債相場上昇の持続性を疑問視する見方が強まり、世界的な国債売りの展開もあった。

  スペイン10年債利回りも週前半には上昇していたが、英利下げと資産購入再開の発表をきっかけに下げに転じた。英金融政策の発表を受けて、欧州中央銀行(ECB)が9月の政策決定会合で緩和拡大に動くとの見方が強まった。

  バンサン・シェニョー氏(ロンドン在勤)を含むソシエテ・ジェネラルのアナリストらは、「長らくおおかみ少年となっていた弱気筋は、期待外れの日銀の政策に飛びつくかのように債券売りを主張した」と指摘。「これが時期尚早かつ誇張であることが、英中銀によって市場にあらためて浸透した」と述べた。

  ロンドン時間午後4時34分現在、イタリア10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの1.14%。一時は1.13%と、2015年3月以来の低水準を付けた。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格は104.315。

  スペイン10年債利回りもほぼ横ばいの1.02%。前週末とほぼ同水準で、1日に記録した過去最低まで約2べーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となっている。

  一方、欧州債の指標とされるドイツ国債は、米雇用統計で下げた米国債につれ安となった。10年債物利回りは3bp上昇のマイナス0.066%。前週末比では5bp上げた。

原題:Italy’s Bond Yield Falls to 17-Month Low After BOE Eases Policy(抜粋)

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