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石油メジャーの債務は約14兆円、約2年で倍増-原油下落が主因

  • 大手5社の純債務は08年以降で10倍に膨らむ
  • 石油大手各社は債務が今後も増えるとの見通しを投資家に示す

商品価格が大幅に下落した2014年後半、石油会社の幹部らは鉱山会社幹部らを優越感を持って眺めることができたかもしれない。

  世界の大手石油会社は当時バランスシートが比較的健全で、資産価値と比べれば借り入れは取るに足りない水準だった。一方、かなり異なる状態で鉱山会社は低迷期に入り、リオ・ティントやアングロ・アメリカン、グレンコアなど大手の一部は、債務を抑制するために配当を減らし、厳しい支出削減を行うことを余儀なくされた。

An Exxon Mobil Corp. Gas Station Ahead Of Earnings Figures

エクソンの給油所

Photographer: Sergio Flores/Bloomberg

  それから2年が経過し、石油会社幹部らは鉱山会社の幹部らに対し、以前はうぬぼれていたと弁解するかもしれない。原油価格は1バレル=50ドルを大幅に下回り、米エクソンモービルや英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルなど石油大手の債務は、合計1380億ドル(約14兆円)と倍増。設備投資圧縮を今後も続けざるを得ず、やがて減配が必要になるかもしれないと不安が広がっている。

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  企業幹部とアナリストらによれば、さらに悪いことには、08年以降10倍に膨らんでいる債務が7-9月(第3四半期)と10-12月(第4四半期)にさらに増える可能性が高い。

  シェルのサイモン・ヘンリー最高財務責任者(CFO)は先週投資家らに対し、「債務については再び減る前に増える可能性がある。原油価格が主因だ」と語った。
  
原題:Crude Slump Sees Oil Majors’ Debt Burden Double to $138 Billion(抜粋)

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