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石油専門家マブロ氏が死去、81歳-OPECの歴史的減産合意を仲介

  • 1990年代後半にOPECと競合諸国との秘密交渉を仲介
  • 原油価格は記録的下落の後、歴史的減産を受けて回復

原油価格が1バレル=10ドルを割り込んだ後、石油輸出国機構(OPEC)と競合する産油国との間での歴史的な減産を仲介した石油専門家のロバート・マブロ氏が死去した。81歳だった。

  マブロ氏が1982年創設したシンクタンク、英国のオックスフォードエネルギー研究所によれば、同氏はギリシャのクレタ島で休暇中の2日に亡くなった。死因は公表されていない。

  マブロ氏は同研究所を20年余りにわたって率いたが、石油業界でのキャリアはアナリストの役割にとどまらなかった。1990年代後半にはOPEC加盟国のサウジアラビアとベネズエラ、そしてこれらの国々と競合するメキシコとの間の仲介役となり、歴史的な減産合意に寄与した。

The 169th Organization Of Petroleum Exporting Countries (OPEC) Conference

OPECの旗

Photographer: Akos Stiller/Bloomberg

  97年のアジア通貨危機をきっかけに原油価格は10ドルを割り込み、世界中の産油国の経済が打撃を受けた。しかし、産油国は自国の市場シェアを固く守ろうとして互いに不信感を抱き、価格下落阻止に向けて協調できない状況となっていた。

  メキシコ石油公社(ペメックス)の元最高経営責任者(CEO)、エイドリアン・ラジャス氏は「ロバート・マブロ氏は主要な役割を果たした。これら3カ国が合意に至った秘密交渉における役割だ」と語った。

原題:Robert Mabro, Oil Guru Who Brokered OPEC Peace Deal, Dies at 81(抜粋)

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