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英利下げ、大手銀行の対応にばらつき-収益難への追い打ちを懸念

  • HSBCやロイズは住宅ローン金利下げるかどうか検討中
  • 顧客向け金利に反映させない「口実ない」とカーニー総裁けん制

イングランド銀行(英中央銀行)の利下げについて、大手英銀の対応が分かれている。

  バークレイズは0.25ポイントの利下げをトラッカー金利や変動金利に反映させ、住宅ローンの借り手に利下げの恩恵を行き渡らせると発表。一方、HSBCホールディングスとロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)傘下のナットウエストは金利設定を見直す方針を示しただけだ。

  カーニー中銀総裁は4日の利下げ発表後の記者会見で、市中銀行がこれを顧客金利に反映させない口実はあり得ないとけん制した。

  既に低金利に悩まされている銀行の業績に、2009年以来で初の利下げが追い討ちをかけそうだ。HSBCは利下げがこれから年末までの利益を1億ドル(約101億円)押し下げると試算。ロイズでは今後1年で1億ポンド(約133億円)の影響が出るとみている。

  ロイズの広報担当者は中銀のベースレート(貸し出し基準金利)について、「当行が貸し出し金利を見直す際に考慮する多数の要素の一つにすぎない」とした上で、「当行は全商品の金利を継続的に見直しており、0.25ポイントの利下げはこの作業の一部を形成することになる」と説明した。

原題:Barclays Passes Carney’s Rate Cut While HSBC, NatWest Drag Feet(抜粋)

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