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岩田日銀副総裁:金融緩和の程度を緩めることあり得ない-総括的検証

  • 2%の早期達成のために何か必要か、逆に何が阻害したのか検証する
  • どういう組み合わせが一番いいのか精査-量、質、金利の3次元政策

日本銀行の岩田規久男副総裁は4日、横浜市内で講演し、9月に行う金融政策の「総括的な検証」は2%の物価安定目標の早期達成を果たすためで、金融緩和の程度を緩めることはないとの認識を示した。

  岩田氏は総括的な検証について量的・質的金融緩和の導入から3年以上がたつ現在も2%の物価目標が達成できていないことから、「できるだけ早期に2%に達成するために何か必要か、逆に何が阻害したのかを検証する」ことが目的だと説明。「今までの金融緩和の程度を緩めることはあり得ない」と述べた。

  その上で、これまで日銀が実施してきた量、質、金利の3次元の政策について「2%早期達成のために、今後も、どういう組み合わせが一番いいのか」を精査するとし、もともと金融緩和の程度を緩めることは想定していないと重ねて強調した。

岩田副総裁が4日午前に行った講演の記事はこちら

  7月29日の金融政策決定会合の発表文によると、9月20、21日に予定されている次回会合で「量的・質的金融緩和とマイナス金利付き量的・質的金融緩和の下での経済・物価動向や政策効果について総括的な検証を行う」こととし、黒田東彦総裁がその準備を執行部に指示した。

  黒田総裁は2日記者団に対し、総括的な検証を機に日銀が緩和縮小に転じるとの臆測が出ていることについて問われ、「おっしゃったようなことにはならない」と発言していた。総括的な検証は「物価目標の早期達成に必要な手段を明らかにするためのもの」と説明し、日々の市場の動きにはコメントしないと語った。

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